マチルダ(1978)

劇場公開日:

解説

カンガルーのボクサーをめぐるコメディ。製作は「メガフォース」のアルバート・S・ラディ、製作総指揮は「ファイナル・カウントダウン」のリチャード・R・セント・ジョンズ、監督はダニエル・マン。ポール・ギャリコの同名小説(早川書房)に基づき、アルバート・S・ラディとティモシー・ギャルファスが脚色。撮影はジャック・ウルフが担当。主題歌をパット・ブーンとデビー・ブーンの父娘が歌っている。出演はエリオット・グールド、ロバート・ミッチャム、ハリー・ガーディノ、カレン・カールソンほか。

1978年製作/アメリカ
原題:Matilda
配給:富士映画
劇場公開日:1980年5月

ストーリー

元英国ミドル級チャンピオンのビリー・ベイカー(マチルダ・レビル)は、自分の飼っている雄のカンガルーマチルダのボクシング興行で一旗あげようとニューヨークにやって来た。だが、思うように事が運ばず、ワラをもつかむ思いで新聞広告に出ていた芸能エージェントのバーニー(エリオット・グールド)に泣きつく。バーニーたちがカンガルーを使ってボクシングをさせようとしているのを耳にしたキャスリーン(カレン・カールソン)は、動物の商業的利用に憤慨してバーニーにつめ寄る。そんな彼女にバーニーは一目惚れ。街は1年中で最もにぎやかなカーニバルが行なわれ、人々がつめかけていた。世界ヘビー級チャンピオンのリー・ドカティもその1人だった。酔った勢いで特設リングにあがったドカティは、マチルダの一発でKOされてしまう。翌日、サンディ・マーキュリー紙は、世界チャンピオン敗れると大見出しで報道した。ドカティの陰の所有者で暗黒街のボスのアンクル・ノノ(ハリー・ガーディノ)は驚き、この記事を書いた記者で、ボクシング界の浄化をめざすパークハースト(ロバート・ミッチャム)に対しても激怒した。地方巡業に出たマチルダは連戦連勝。ついにドカティとの世界タイトルマッチが開催されることになった。パークハーストは、マチルダが新チャンピオンになることでノノをボクシング界から追い出そうと考えていた。数万の観客が見守るなかで試合が始まった。マチルダ優勢できた第4ラウンド、ドカティのパンチがマチルダのボディを打った。その瞬間、マチルダは戦意をなくしてしまう。マチルダがなぜ1発のパンチで試合を放棄したのか、誰も理解できなかった。だが敗者として退場してゆくマチルダの背に、温かい声援と、ワルチング・マチルダのマーチが追いかけていった。

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