マイ・スウィート・シェフィールド

劇場公開日:

解説

鉄塔のペンキ塗りに体を張る労働者たちの人間模様をハートフルに描いたドラマ。監督は新鋭のサム・ミラーで本作が劇映画長編デビュー作。脚本は「フル・モンティ」のサイモン・ボーフォイで、製作は後になったが本作が彼のデビュー作にあたる。製作はスティーヴン・ガーレット。撮影はウィトルド・ストック。音楽はティム・アタック。美術はルアナ・ハンソン。編集は「リチャード3世」のポール・グリーンとエレン・ピアース・ルイス。衣裳はステファニー・コリー。出演は「クライム タイム」のピート・ポスルスウェイト、「革命の子供たち」のレイチェル・グリフィス、舞台版の『ブラス!』などに出演した新星ジェームズ・ソーントンほか。

1998年製作/92分/イギリス
原題:Among Giants
配給:シネカノン
劇場公開日:1998年12月23日

ストーリー

北イングランド、シェフィールド。失業者のレイ(ピート・ポスルスウェイト)はやっとのことで見つけた仕事は鉄塔のペンキ塗り。3カ月間で全長24キロにも及ぶ鉄塔群を塗りあげるというハードな大仕事だ。相棒の若いスティーヴン(ジェームズ・ソーントン)以下、貧しくとも口は減らない陽気な古強者のチームに、オーストラリアからやってきたクライマーの女性ジェリー(レイチェル・グリフィス)が加わった。いつしかレイとジュリーは愛し合うようになり、二人は結婚の約束をするが、相棒のスティーヴンもジェリー自身も不安な気持ちは隠せない。そんな矢先、ジェリーは鉄塔での作業中の悪ふざけをレイに叱られて大ゲンカ。別れてしまう二人だが、ようやく仕事は大詰めに。かくして彼らは苦難を乗り越え、なんとか大仕事をやりとげるのであった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0塗る、塗る、塗る・・・

2020年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 自然と送電線との調和を見事なまでに映像美に仕上げていた。しかも人間を大事にしている。失業者たち、旅人の心が沁みこむ様に伝わってくるのです。この自然と鉄塔と人間のバランスが観る者を飽きさせない不思議な魔力を持っている。

 しかし残念ながら終盤では、旅立つ者の心理が上手く表現されていなく、緊張感が途切れてしまうのであるが、事故や雇い主側のミス等が一気に溢れ出てきているので、怪我の功名のごとく気持ちよく終るのです。

 レイチェル・グリフィスの見事な脇毛にも感動したが、何と言っても脇役のボブ(アンディ・サーキス)がいい!

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kossy
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