ポンペイ最後の日(1935)

解説

「男の敵」「波止場の天使」のプレストン・フォスターが主役の映画で、ジェームズ・アシュモア・クリールマンがメルヴィル・ベイカーと協力して書き下ろし、「コングの復讐」「洞窟の女王」のルース・ローズが脚色し、「コングの復讐」のアーネスト・B・シューザックが監督し、「洞窟の女王」「深夜の星」のJ・ロイ・ハントが撮影した。助演者は「孤児ダビド物語」のバジル・ラスボーン、「男の敵」のアラン・ヘール、英国から招かれたジョン・ウッド、「ホワイト・パレード」のドロシー・ウィルソン、「巌窟王(1934)」のルイス・カルハーン、「ボクは芸人」のデイヴィッド・ンホルト、ワーリー・バーチ、グロリア・シー等である。

1935年製作/アメリカ
原題:The Last Days of Pompeii

ストーリー

ローマ帝国華やかなりし頃、豪華を極めたポンペイ市に住む一鍛冶屋マーカスは妻子と共に安穏にくらし、山を抜く力を持ちながら、何度勧められても当時流行の闘技場で戦うのを拒絶した。所が妻と子が戦車に轢かれて重傷を負ったので、医師を呼ぶ費用と得る為に闘技に出場し、相手を倒して賞金を獲得し、帰ってみると妻子は死んだ後だった。で彼は人生観を一変し、ただ金のみを目的とする様になった。そこで彼は職業的な剣闘士となり、1年にしてポンペイの寵児となる。彼は自分の倒した剣士の遺児フレーヴィアスを引き取り、養子とするが、次第に真の愛を感じる様になった。そのご彼は傷を受け、剣闘士として活躍出来なくなり、奴隷商人となり、闘技場に闘士を供給する。彼はますます金の力を信じるようになり、一心に金を溜め、闘技場の経営者になろうとした。彼はフレーヴィアスを伴いエルサレムに行き、ローマの代官ポンチアスと知り合いとなり協力して奴隷を集めたり、原住民の馬を盗んだりした。フレーヴィアスが急病になった時、彼はある予言者の力によって息子を救って貰った。彼こそイエス・キリストだった。エルサレムに暴民が蜂起し、ジョンチアスはイエスを磔刑に処した。マーカッスは岡に立つ十字架を見返りつつポンペイへの帰途についた。20年後、息子は成人して立派な青年となった。マーカスは闘技場の主として、奴隷商として富豪となっている。息子は美しい女奴隷クローヂヤと恋仲になって、父親に奴隷の解放を説き、幼いとき重病を救ってくれた予言者の言葉を忘れ兼ね、ついに奴隷を放ち、一緒に逃げようとする。マーカスは息子も一緒とは知らず、彼らを逮捕させ闘技場へ運ばせた。闘技が始まる直前、彼は息子を発見し、闘技を中止させ様とするが熱狂した市民は聞き入れなかった。折しもヴェスヴィアスは爆発し、大地震が起こり、市民は争って海岸へ逃れた。マーカスはその中に傷ついた息子とクローヂアを発見し、2人を船で逃れさせ、自分は役人の刃に倒れたのである。

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