劇場公開日 1957年9月5日

「晩年の姿があまり感情移入できないので平坦なイメージが残ってしまう」炎の人ゴッホ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0晩年の姿があまり感情移入できないので平坦なイメージが残ってしまう

2018年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 カーク・ダグラスの特徴である割れたアゴが髭のために見えない。そのヴィンセント。実家に戻って未亡人ケイに求婚するが、あっさり振られてしまう。ケイの家でロウソクの火に手をかざし、会わせてくれるまで帰らないと迫るシーンがすごい。火傷を負い、特別美人でもない年増の女性クリスティーンと結婚する。どうも子供がいる女性が好きみたいだ。

 ようやく絵の才能を認められはじめたが、生活は苦しく、クリスティーンとは別れてしまう。美術商として成功していた弟テオからの仕送りで働く人を中心に絵を描き続けるヴィンセント。やがて印象派の色使いにショックを受け、真剣に勉強をはじめ、ゴーギャンと意気投合することになる。共同生活を始めたものの、ケンカが絶えず、ゴーギャンはゴッホのもとを去るが、ゴッホは寂しさに耐えられなくなって耳を切ってしまう。

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