ボートニック

劇場公開日:

解説

世界で一番小型船がひしめき合っているニューポート港を舞台に、宝石泥棒の追跡作戦「ラブ・バッグ」海上版。製作はロン・ミラー、監督は「最高にしあわせ」「赤いリボンに乾杯!」のノーマン・トーカー、マーティ・ロースの原作をアーサー・ジュリアンが脚色、撮影はウィリアム・スナイダー、音楽は「テニス靴をはいたコンピューター」のロバート・F・ブランナーなどがそれぞれ担当。出演は「ラブド・ワン」のロバート・モース、「パームスプリングの週末」のステファニー・パワーズ。その他、フィル・シルヴァース、ノーマン・フェル、ミッキー・ショーネシー、ドン・アメチなど。テクニカラー、ビスタサイズ。1970年作品。

1970年製作/99分/アメリカ
原題:Boatniks
配給:ブエナ ビスタ
劇場公開日:1971年4月24日

ストーリー

カリフォルニアのニューポートは世界一忙しい港として有名である。夏の日曜日ともなると超デラックスのヨットから1人乗りボートまで、船と名のつくすべてが押し寄せるボート狂のメッカで、神風型、盲目型、無法型等々がひしめいて大都会の自動車洪水顔負けのボート・ラッシュとなる。したがって誇り高き沿岸警備隊も世界一の多忙な仕事であり、ビキニのカワイコちゃんに目もくれる暇はない。この警備隊に配属を命ぜられたのが、そそっかしいので定評のあるトム(ロバート・モース)であった。自動車でニューポートに乗り込んでくるのだが、遅刻を気にして神風運転で前の車にゴツン。ところが前の車の3人は追突されても怒るどころか、一刻も早く立ち去りたげにソワソワ。彼らは宝石店から200 万ドルの宝石をかっさらってきた泥棒で、ボスのハリー(フィル・シルヴァース)に、すばしっこいマックス(ノーマン・フェル)、薄のろチャーリー(ミッキー・ショーネシー)だった。やっと港に着き、警備艇を探すうち、トムはペンキの缶を蹴飛ばして、貸船屋のケート(ステファニー・パワーズ)を頭からペンキだらけにする。直立不動で挨拶するトムを見た隊長テイラー中佐(ドン・アメチ)はガッカリ。トムの父とは互いに勇名をはせた戦友だったから、息子に対して大きな期待があったのだ。一方、宝石泥棒の3人は海路アカプルコへ脱出と、パンやサラミに宝石をつめこんでバスケットに入れ、釣り人を装って船を出すが、船を動かしたことのない3人は、トムの乗った警備艇にゴチン。宝石入りバスケットは海の中へ。あわてた3人は日本の海女を雇ったりして大騒ぎ。奇妙な行動をする彼らに不審を抱いたトムは、ケートと2人で尾行をし始める。テイラー中佐は頭から信用しないが、ヘンなことからバスケットの中身がばれて、泥棒3人とトムとケートは宝石を取り戻すことができたのだった。(ブエナ・ビスタ配給*1時間29分)

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