ベビーシッター

劇場公開日:

解説

男たちを虜にする少女の無垢さと魔性を題材にした官能サスペンス。ヒロインを巡り、男たちが果てしなく膨らませる淫らな妄想によって物語が展開する構成がユニーク。ロバート・クーヴァーの原案を、ガイ・フレランドの監督・脚本で映画化。製作はケヴィン・J・メシックとスティーヴ・ペリー、エクゼクティヴ・プロデューサーは「依頼人」「バットマン・フォーエヴァー」の監督ジョエル・シュマッカー。撮影はリック・ボタ、音楽はローク・ディッカー、美術はフィル・レナードが担当。ロックバンド、エアロスミスのビデオクリップ出演や初主演作「ダリアン」で、弱冠17歳で94年度のMTV映画賞を総なめにしたアリシア・シルヴァーストーンがヒロインに扮し、大胆で官能的な演技を披露。共演はジェレミー・ロンドン、「バージニア・ウルフなんかこわくない」のジョージ・シーガル、「夢の涯てまでも」のロイス・チャイルズら。

1995年製作/アメリカ
原題:The Babysitter
配給:KUZUIエンタープライズ
劇場公開日:1995年5月27日

ストーリー

ジェニファー(アリシア・シルヴァーストーン)は10代のベビーシッター。ある夜、彼女はいつものように仕事先のタッカー家に向かう。主人のハリー(J・T・ウォルシュ)と妻のドリー(リー・ガーリントン)はホルトン家のパーティーに招かれて留守だ。その主催者ビル(ジョージ・シーガル)の息子で不良少年のマーク(ニッキー・カット)は、街で偶然、旧友の優等生ジャック(ジェレミー・ロンドン)と再会する。ジャックの恋人であるジェニファーに良からぬ思いを抱くマークは、気の進まないジャックを連れて、彼女の様子を伺いにタッカー家に向かう。その少し前、パーティー会場でマークからジャックを紹介されたハリーは、テーブルやバスタブで自分を誘うジェニファーの媚態を想像する。倦怠期を迎えて彼と夫婦中がしっくりいっていないドリーもまた、ハンサムなビルとの情事を想像していた。一方、酔ったジャックはジェニファーに電話をかけるが冷たく拒絶され、マークと共に外から彼女の様子を覗く。さらにジェニファーが世話をする年端のいかぬジミーでさえも、彼女の肢体を覗き見ていた。互いの想像上の彼女を求めて家に無断で侵入してしまったジャックとマークは、彼女を巡って争う。そこへ、暗い欲望に火をつけられたハリーが車を飛ばして帰宅するが、慌てて逃げようとしたマークを跳ね、彼を死なせてしまう。ジェニファーは「どうしてこんなことに……」と一人呆然とするのだった。

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