劇場公開日 1990年7月27日

フランチェスコのレビュー・感想・評価

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3.0皆が争わず裕福であるならば回心と出家は不要か?

2022年12月23日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

スコセッシがイエス・キリストを描いた『最後の誘惑』の翌年にアッシジのフランチェスコというカトリック修道士を描いた本作、ウィレム・デフォーとミッキー・ロークの二人が縁深い!?

貧困層を救う為にはならず同じ生活を過ごすことによる救い、信仰心で腹は膨らまない、何も持たないことによる束縛を拒む嫌悪感、金持ちの興味本位からの道楽でも無く、無神論者からしたら何も響かない、裕福な自分の財産を投げ行ってまでの貧しさ、それで救える命がある筈で、何をしたいのか、神に近づき対話する自己満足でしかない、が、ソレを商売にしている法人に比べれば幾らでもマシな訳で。

ミッキー・ロークが体重の変動など説得力のある演技で良かったしやはり顔が好きだ、90年代も前半位が限定で、フランチェスコの行動全てが腑に落ちなかったりしながらも彼の人生から募る人々など生まれる軋轢から膨らんでしまう人間の欲求がキリストの教えから程遠く逸脱してしまったかのように、何らかの成功や影響を与えることにより違った方向へと自分の意に返さず力が働いてしまう矛盾が発揮される十人十色!?

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万年 東一