劇場公開日 1978年10月14日

「オパイの元ネタです😅」ピラニア(1978) かもしださんの映画レビュー(感想・評価)

4.0オパイの元ネタです😅

2011年12月7日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館、DVD/BD

怖い

山間に隠された軍の実験施設は五年前に遺棄されていた。
そこは、過去、凶悪な生物兵器が開発されていた場所だった。
熱帯の淡水魚ピラニアを低温や塩水にも耐える無敵の殺戮機械に改造。
一人の科学者により管理されていたその群だったが…。

言わずと知れた飛び出すオッパイ映画「ピラニア3D」の元ネタです。

監督はジョー・ダンテ。
見た目は大人。
頭脳は子供。
という、女性に嫌われそうな😅「逆名探偵コナン」を地でいく方です😅

とにかく、カートゥーン(漫画)チックな描写や、ひねくれた幼児性を垣間見せる演出が大好きな方で、映画を真剣に製作する方々から敬遠される監督でもあります😅
(平成ガメラの金子修介サンは昔ツィッターで「ダンテって面白いか?」と呟いてしまい、大火事起こしてました😅)

本作はそんな彼がデビュー間もない頃に作った良質の傑作‼

低予算ながら、ロブ・ボッティンが拘ったピラニアの造形や惨殺死体。
ハリー・ハウゼンを彷彿とさせるモデル・アニメーションのイタズラ(ダンテっぽい😅)。
どれをとっても会心の出来です。

また「アリゲーター」の脚本も手掛けたジョン・セイルズの緻密な物語進行が、「ジョーズ」の亜流と言わせない緊迫したムードを醸し出しておりました。

特に、丸太を紐で括っただけの筏で、ピラニアのいる河を下るというアイデアは実に良く出来ておりした。
先行するピラニアの凶行を後追いする主人公達が眼にする事で、河の下の恐怖が増幅され、丸太だけの筏に更なる不安を感じるという効果を産み出しておりました。

本作の続編は「殺人魚フライングキラー」
キャメロンが「好きにさせてもらえなかった」と駄々捏ねた作品ですね😅
(だからと言う訳じゃないんでしょうが、観てもいない「ピラニア3D」を批判するのはどーかと?😅)

更には、1995年、TV映画としてのリメイク「ザ・ピラニア 殺戮生命体」があります。
しかし、これ、とんだ食わせもの💦
ストーリーはオリジナルと全く同じで、ピラニアのシーンは本作から丸々流用という贋作もどき😨
VHSで鑑賞しましたが酷い有り様でした😣
ただ、懐かしいところで、ウィリアム・カットが出演しています。
そこだけは良かったです。(って本編とは無関係な所が良くても…😅)

かもしだ