浜辺の女(1947)

劇場公開日:

解説

肉体的なもの以外ひかれるところのない男女の、愛を失ったラブ・ストーリーを描く。エグゼクティブ・プロデューサーはジャック・J・グロス、ミッチェル・ウィルスンの原作『盲目は誰1人いない』を基に、監督・脚本は「捕えられた伍長」のジャン・ルノワール、共同脚本はフランク・デイヴィス、脚色はマイケル・ホーガン、撮影はハリー・J・ワイルド、音楽はハンス・アイスラーが担当。出演はジョーン・ベネット、ロバート・ライアン、チャールズ・ビックフォードほか。

1947年製作/71分/アメリカ
原題:The Woman on the Beach
配給:IP
劇場公開日:1988年4月23日

ストーリー

沿岸警備兵のバーネット(ロバート・ライアン)は、彼が配属されている管区の造船技師の娘、イヴ・ゲディス(ナン・レスリー)と婚約しており復員して彼女と結婚できる日を待っている。しかしその間に彼は、人里離れた家で隠遁生活を送っている画家で、今は盲目のトッド・バトラー(チャールズ・ビックフォード)の妻ペギー・バトラー(ジョーン・ベネット)と浜辺で知りあい、やがてペギーの美しさに魅惑されるにつれ、バーネットは彼女の様子から判断して、夫に監禁されたり暴力をふるわれたりしている不幸な女と思うようになる。また彼は、バトラーが不具を装うことにより妻との絆を強くしているのではないかと疑っていた。ある日バーネットは、バトラーが本当に盲目かどうかを確かめるため、彼を絶壁への散歩に連れ出し、崖のふちに置き去りにするが、バトラーは無事に家に戻ってきた。と同時に、彼の盲目も証明されるのだった。そしてペギーはバトラーと共に生きることをバーネットに示すのだった…。

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