ハードロック・ハイジャック

劇場公開日:

解説

スターを夢見る無名の3人組のロックバンドが、偶然からラジオ局を占拠してしまう騒動を描いたコメディ。監督は「ヘザース ベロニカの熱い日」「ハドソン・ホーク」のマイケル・レーマン。脚本は26歳の新鋭で、これが初のメジャー作品となるリッチ・ウィルクスのオリジナル。製作は「プロブレム・チャイルド うわさの問題児」のロバート・シモンズと「サンドロット 僕らがいた夏」のマーク・バーグ。撮影は「妹の恋人」のジョン・シュワルツマン、美術は「恋はデ・ジャブ」のデイヴィッド・ニコルズ。音楽はオリジナル・スコアをカーター・バーウェルが書き、ロック雑誌の編集者出身のロン・フレンドの音楽監修の下、ホワイト・ゾンビ(特別出演で演奏も)、モーターヘッド、アンスラックスら西海岸を代表するハードロック/ヘヴィメタル・バンドのヒット曲全18曲が全編に流れる。主演は「原始のマン」「青春の輝き」のブレンダン・フレイザー、「イン・ザ・スープ」のスティーヴ・ブシェーミ、「コーンヘッズ」のアダム・サンドラー。共演は「青春の輝き」でもフレイザーの恋人役を演じたエイミー・ロケイン、「ボビー・フィッシャーを探して」のジョー・マンティーニャ、「ファンダンゴ」のジャド・ネルソンほか。モーターヘッドのレミーら、ロック・ミュージャンが大挙カメオ出演している。

1994年製作/92分/アメリカ
原題または英題:Airheads
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1994年11月12日

ストーリー

ロサンゼルスの売れないハードロック・バンド〈ザ・ロー ン・レンジャーズ〉は、ボーカルのチャズ(ブレンダン・フレイザー)、ベースのレックス(スティーヴ・ブシェーミ)、ドラムスのピップ(アダム・サンドラー)の3人組。チャズは最近、恋人のカイラ(エイミー・ロケイン)に愛想を尽かされて追い出されたばかり。チャンスは待ってもこないと、彼らはハードロック専門の人気DJ、イアン(ジョー・マンティーニャ)にデモテープを流させようと、モデルガンや水鉄砲を手にラジオ局に潜入。3人はイアンを脅迫してテープを再生するが突然燃え出し、チャズがカイラに連絡をとってスペアのテープが届くまで、成り行きから6人の職員を人質にとった。編成局長マイロ(マイケル・マッキーン)から局内の人員整理を任されていたダグ(マイケル・リチャーズ)のみ局内に隠れて、SWAT隊に内部の様子を知らせる。一方、局でのやりとりはすべてオンエアされ、野次馬たちが続々と局につめかけた。予期せぬ事態に、チャズたちはいっそ居直りを決め込む。秘書のスージー(ニーナ・シマーズコ)はうぶなピップが気に入り、メーキング・ラブに至るほどの仲に。この騒ぎの中、マイロが番組のテコ入れを図り、イージーリスニング専門局に模様替えしようと計画している事が発覚。イアンは激怒し、ハードロックをガンガン流し出したため、野次馬たちの熱狂もエスカレート、TV局の取材も殺到。カイラも一度は路上に捨てたテープを手に、局に駆けつける。話題性に目をつけたレコード会社の重役ジミー(ジャド・ネルソン)が、早速契約しようとやって来た。警察は銃がオモチャだと見破るが、彼らを支持する野次馬たちの騒ぎは収まりそうもない。ついに3人は大観衆の前で演奏する。結局、誘拐罪で3ヶ月の服役を命じられたローン・レンジャーズのアルバム「監獄ライブ」は300万枚以上のヒットとなった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0刑務所といえばロック!

2018年11月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 脅してテープをかけさせてもらうことになったのに、持ち込んだのはオープンリールのテープ。カセットかCDじゃないとダメ・・・かけたはいいけど、テープが燃えてしまい、逃げることに・・・局を出ると警察が待っている。徐々に増える警官隊、そしてSWAT。野次馬はそのまま彼らのロック魂に熱狂してしまう・・・

 前半はダグ・ビーチ(マイケル・リチャーズ)というアラブ系の局員が面白い。そのうちドタバタとなり、徐々にテンションも下がってしまう。不可能な要求をすべて揃えてくるなんて展開もだめだし、テープを持ってくるなんてのも・・・イマイチ。ブシェミが普通に見えるところも。

 最後のライブと、刑務所に入ってライブするところは良かった。

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kossy

3.5憎めない馬鹿ロッカーたち

2013年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 70

 登場人物がいきなりどうしようもない馬鹿丸出しだし、物語も同様に馬鹿だし、その他の登場人物も犯罪現場にいるとは思えないほど明るくて、学園祭の悪乗りのような状況。そんな中に一部まともだけど憎たらしい大人がいて、彼らとの対比がおかしく描かれる。面白さだけを狙ったただの無意味な行動ではなくて、本人たちはロックスターを目指して大真面目でやっているから、おかしくも微笑ましく眺めていられる。憎めない彼らの行動に、どんなに物語が非現実的でもこれは普通に楽しく見られた。

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Cape God

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