トレインスポッティングのレビュー・感想・評価
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ブリットポップな黄昏ノスタルジー
Amazonのサイバーマンデーで安く購入出来たので、前前から気になっていた本作を鑑賞。
目当ては主演のユアンマクレガーと、全体のオシャレ感の前評判。
もちろんリアルタイムではないし、ドラッグの文化もわからないのだが、アメリカの文化とはまた違った先進国の若者の闇をポップに描いていた。
昨今の80〜90年代ブームにも通じるし、ボヘミアンラプソディーにも何かと繋がるような感触も有り、
ナウな感じでは観られたと思う。
正直アメリカ文化育ちの自分にとっては、英国のこの感じがダイレクトには響かないが、
この映画をもっと若い時に、もっと早く見ていたら人生の大事な1つになる気持ちも分かる。
内容は、ダイアンが美しかったし、僕個人的にはベグビーが好きかな。
最後の友達を裏切るのか裏切らないかは僕は裏切るべきだと思うし、
そうしてくれて嬉しかった。その中でもクソなりの友情もあるし、
なんか気持ちは分かるなーと思った。
観た甲斐はあったと思うし、やっぱ白人は最強のルックスだと思った。
タイトルなし
最初に観たときから
何年経っても何度観ても
感想は変わらない
みんなダメダメ
関わってはいけない世界
だからこそ映画で
視覚で…体験??体感😁.
.
流れてくる音楽
Underworld - Born Slippy
いつ聴いても格好いい
ヤク中ってこんな感じなのかな?
ヤク中の見てる視界の表現が面白かった。本当にあんな風に見えてるんだろうか?ヘロインの症状が、床に沈む感覚っていうらしいんだけど、言葉をそのまま表現したらしい。(聞きかじり)
曲が面白かった。深刻な、重い、暗い画に、軽い音楽が乗ってて新鮮?
トイレのシーンが良かった。見るからに最悪な汚いトイレ、ぼっとん便所のがマシなくらい、便器の外側もウンコまみれ。用を足した後の便器に、薬入りの座薬がもったいないと手を突っ込んで探す。主人公がえずいてるのを見て、こっちまで吐きそうになっていると、不意に便器の中に入って行く。どういうこと?!あぁ、ヤク中の症状か・・・。こういう、フィクションラインを飛び越える表現が気持ちいい。パルプフィクションの、地下室で、ホモの親父に捕まるシーンで、それまで保っていたリアリティが、超えちゃいけないラインを超えて、嘘じゃん!ってなる感覚。全てが馬鹿らしくなる感覚が気持ちいい。でも、この作品では、薬物の症状として書いているから、また別の話か。
最後の笑顔
薬、破滅、女、堕落、犯罪、友達、理性、更生、転落、惰性、仕事。
間で揺れ動く、レントン。
勘の鋭い、レントン。
周りが欲に溺れ、支配される中、自分でありつづけた。でも、自分なのか分からなかった。
堕落した、友達からの卒業。
最後の笑顔はレントンそのものだった。
最後の挿入歌Underworld - Born Slippyがすごく良かった。見切りをつける、レントンの精神状態と合っていた。
理解できない
何が面白いのかよくわからなかった。3回中断。レビューの高い評価に、もう少し観てみようかなと、気を取り直しながらなんとか最後まで。出し抜いた結末だけはなんとなくスカッとしたものの、そこだけかな。ベグビーの暴力とか、赤ちゃんの死とか、ドラッグ漬けとか、目を被いたくなるシーンが多く、とても私には楽しいとは思えなかった。
傑作中の傑作。定期的に観たくなる不思議な映画。
魂の叫びのような映画
これでもかというほど、主人公の悲惨な状況が描かれる。
イギリスという国は歴史もあって王室もあってすごく洗練されているイメージが強いが、洗練されているかこそ、階級社会であり閉鎖的な側面もあるのだろう。
とてつもなく貧困というわけでは無いのだが、主人公と関わりのある人間がみんなダメ人間で、左を向いてもクソ、右を向いてもクソ、主人公自身も特別な才能があるわけでもなく、立ち直るキッカケが完全に失われている状態。
現実に、これと似た境遇にいる人は結構いると思う。だからこそ、この映画は多くの人の支持を得ているのだと思う。
この閉塞感が、とてつもなくリアルで重い。だからこそ、ラストはすごい爽快感がある。
ドラッグなハマる若者の悲惨な現実が描かれるが、映画はコメディ色が強いので、笑って観られる。過酷な現実を笑い飛ばす。
だからこそ、ドラッグにハマってる人間と我々は対して違いはないのだなと思わされる。
我々の多くは、特別な才能も無く、強運でも無く、周りの友達は皆平凡で、そんなにお金に困っているわけでも無く、死も身近に無く、何をやってもうまくいかず、自分の価値を見出せず、人生に退屈している。
それを埋め合わせるためにこの映画の主人公はドラッグをやっているに過ぎない。果たしてドラッグをやる人間は特別非難されるべき存在なのだろうか?
我々も同じではないか。
退屈を埋め合わせるために、YouTubeにハマったり、スマホゲーにハマったり、アルコールにハマったり、ギャンブルにハマったり、FXにハマったり、仕事にハマったり、映画にハマったり、金儲けにハマったり、・・・。
同じじゃん。
この映画を観てると、映画の中のキャラクター1人1人の物語がとても他人事とは思えない。
退屈な人生。我々はどう生きるべきか?この映画では、その答えもちゃんと示される。
一言で言うと、子供が大人になっていく「卒業」が描かれる。
ただのスタイリッシュでクールな若者向け映画ではない。
どこか懐かしく、平凡な我々の人生を静かに祝福してくれる。
誰でも経験するでしょ?途中下車して、そこから中々先に進めない状態。
そんな状態の人は、この映画を観てみると良いかもしれない。
何かのキッカケにはなるはずである。
17年19本目。 ドラッグ映画が好きなのに、名前だけ知っていて何故...
17年19本目。
ドラッグ映画が好きなのに、名前だけ知っていて何故か観ていなかった作品。
これぞクレイジー。セックスドラッグロックンロール。バカみたいな悪友たちとクスリに溺れる主人公。
私が過去観たドラッグ映画はどれも悲惨なラストを迎え、バッドエンド好きとしてはそれを求めているからご馳走様なんだけれども、これはあまり悲壮感を感じない。寧ろ、爽快感すら覚える。ワルで、正人ではまったくなく、「きちんと生きなければならない」がモットーの人には馬鹿みたいな話でしかないかも知れないが、私は彼等をカッチョエー、と思ったよ。痛快な映画だ。
かっこいい作品
こんなに古い映画なのに音楽も人も撮り方も、古くさくなくてかっこいい作品でした。
主人公がイケメンですね。
ヘロイン、ヤク中がこうなるんだなと映画で知れました。
映画の作品としては、すごく好きな映画でした。
20年後の最近公開した新作も早く見たいです。楽しみです。
薬物は良くないですが、映画としてはかっこいい作品でした。
ジャンクの爽快な生き様とクールな音楽
ドラッグ、チンケな犯罪、喧嘩、女にまみれ
クズの中のクズを極めた若者達の青春映画。
映画好きなら観ておくべき古き良き作品。
ハウスやテクノ、当時の革新的なクラブミュージックがクール!
ラリっている時の少しファンタジックになる映像と音楽がすき。
彼らにはこんな風な世界に見えるのかー、と。憧れはしませんが。
ド汚い街でド汚い服を着て頭も悪く(レントン以外は)何もうまくいかず決意は全て嘘!で、いまいち彼らの格好良さ?は分からなかったw
ただ、皆して結局は本能のままに生き自分に素直であるので、クズ映画なんだけど個々のキャラクターに爽快さがある。
でもね
クズを極め過ぎて赤ちゃんが放置されてカピカピになってるのはまたと見れません…。
汚れたシーツが朝食のテーブルに、のとこも耐え難かった。『何度も観たい名作』には、到底私の中ではなれない。
青春スタイリッシュ映画
当時のマッドチェスター、クールブリタニアを代表する映画。
この映画でACIDを知った。
いくら仲が良いやつでも、目が醒める時は来るんだな、って。
ユアンマクレガーは、この後アナキンを育てる事になるんですが、この作品の最後の数分の、大人になって、友達をキるところが、切ない
素晴らしかった
90年代後半に映画館で見なくて後悔していた映画のうちの一本をようやく早稲田松竹で続編との二本立てで見ることができた。続編は見たばかりで、それほど感動しなかったため、1作目の余韻に浸るために見ずに出た。
ヘロインでラリっているところが特に好きで、本当にやっていた人が描いている感じが素晴らしい。主人公が友達の死の遠因になっていたり、他にも因果として主人公は相当悪い存在だった。赤ちゃんが死んでしまう場面は数ある不幸の場面の中の一つとして見ていたのだが、今見ると超ドン引きで、主人公のクズっぷりのしゃれにならないレベルを感じる。
しかしだからこそ、オレの好きなクズがクズとして自らのクズを認めて開き直らずにうつむいて生きていく映画の傑作であったことが改めてわかった。この映画はちょうどテクノやハウスなど音楽の革命の時期と映画のかっこいいのが見事にリンクしている奇跡のような一本であったと思っていたのだが、クズ映画としても最高であった。そして、サントラをずっと聴いていたため音楽とともに場面が心に沁みる。
また10年後に見たい。
3.3
めちゃめちゃかっこいい映画だった。その一言に尽きる。
観終わった後今の自分の生き方がすごくダサく感じた。
登場する人はみんなだらしなくて、どうしようもないやつばかりだけど、なぜだろう。
評価は若干低めだけど、結構好き。
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