ドラゴン忍者

劇場公開日:

解説

忍者姿でクンフーを繰る“ドラゴン忍者”の戦いを描く。製作はジェームズ・キン、監督は新人のユー・チク・リムが担当。出演はリー・ウィング、チュン・リン、カ・サ・ファほか。

1986年製作/香港
原題:聖戦 Mouk's Fight
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1987年7月18日

ストーリー

舞台は中国。ある閑雅な佇まいの寺に賊が忍び込み、古来の高僧の遺灰を集めた舎利が盗まれた。フー(カ・サ・ファ)一味の仕業だった。一味を追った高僧チー大師も殺されてしまった。事件を知ったチュン・キ(リー・ウィング)は舎利奪回のためにマントを身にまとい忍者服を着て、笛の音とともに必殺のクンフーの技で相手を倒す“ドラゴン忍者”となって、フー一味に挑んだ。一方セン一族の美しい姉妹は偶然フー一味の取引の場を目撃してしまい、姉は刺し殺される。妹も執拗な追跡を受けるがそこへチュン・キが駆けつけ、フーの兄バンダらは倒される。兄を失ったフーはセン一族を皆殺しにする計画をたてる。セン族のム・レン(チュン・リン)らは叔父のいるシー一族の寺に匿ってもらうが、ウーというおかま忍者やその手下のノコギリ忍者集団によって襲われ、チュン・キが駆けつけた時にはシー族の長は事切れていた。フーはさらに、悪名高いダイドーという巨漢の殺し屋を送り、さしものチュン・キも危うくなるがム・レンの決死の助けで何とか倒す。次々に殺し屋を消されたフーはとうとう自ら闘う意志を固め、チュン・キに挑戦状を叩きつける。数々の戦いのため疲れのみえるチュン・キであったがこれを受ける。かくして、決闘の場所、岩壁でいま凄絶なクライマックスを迎えようとしていた……。

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