賭博師の娘

劇場公開日:

解説

ルイス・ブニュエルが35年にスペインで映画化したカルロス・アルコリサの戯曲『苛烈な男ドン・キンティン』を、ブニュエル自身がメシコで再映画化した作品。頑固な父親が生き別れになった娘と再会するまでのトラブルをコミカルに描く。製作はオスカル・ダンシヘルス、脚本はラケル・アルコリサとルイス・アルコリサ、撮影はホセ・オルティス・ラモスが担当。

1951年製作/メキシコ
原題:La hija del engano
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
劇場公開日:1992年4月4日

ストーリー

妻子と3人で暮らすドン・キンティン(フェルナンド・ソレル)は貧乏なセールスマン。ある日、彼は妻マリアと友人の浮気現場に出くわし、怒ってマリアを家から叩き出すが、彼女は去り際に、娘マルタはキンティンの子ではないと言い残した。仕事も失敗が続き、途方に暮れたキンティンは、娘を郊外の家に捨てた。20年後、キンティンはキャバレーの主人となっていた。マルタ(アリシア・カーロ)も美しく成長し、パコという青年(ルーベン・ローホ)と恋に落ちる。キンティンは牧師のはからいでマリアの臨終に立ち会った際、マルタが本当の娘であったことを教えられ、マルタを捜し出そうと懸命になる。しかし彼女は酒乱の養父レンチョ(ロベルト・マイヤー)に反抗してパコと駆け落ちしてしまい、行方が知れなくなっていた。キンティンは手下を使ってマルタとパコを自分のキャバレーにおびき出すことに成功するが、パコは以前、キンティンと大喧嘩した男だった。しかしキンティンはすべてを許し、2人の幸せを祝福するのだった。

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