デス・クルーズ 欲望の嵐

劇場公開日:

解説

ヨットでクルージングに出かけた夫婦が体験する恐怖を描くサスペンス・スリラー。監督は「ジャック・ルビー」のジョン・マッケンジー。製作はタラク・ベン・アマー、ペビー・グィセス、ジョン・デイビス、メリル・カーフ。原作はマーク・モンゴメリーとクリス・バクスター。脚本はモンゴメリー。撮影は「ビリー・ザ・ハスラー」のクライブ・ティックナー。音楽は「フランス軍中尉の女」のカール・デイヴィス。編集はグラハム・ウォーカー、美術はエンリコ・フィオレンティーニがそれぞれ担当。

1993年製作/アメリカ
原題:Voyage
配給:日本ビクター
劇場公開日:1993年10月23日

ストーリー

建築デザイナーのモーガン(ルトガー・ハウアー)は18年間連れ添った妻キット(カレン・アレン)と共に休暇を取って地中海をヨットで回り、のんびり自分たちの時間を過ごそうと計画を立てていた。旅行へ出る数日前、2人は高校の同窓会に参加、同窓生で歯科医のギル(エリック・ロバーツ)とその若い妻ロニー(コニー・ニールセン)と意気投合し、一緒にクルーズを楽しむことになる。航海がはじまり、はじめは紳士的に振る舞っていたギルとロニーだったが、次第に酒浸りとなり態度も横柄になっていく。ギルは歯科医の治療道具と数個の入れ歯を持ってきており、モーガンとキットの同乗者への不安は募る。遂にモーガンはギルと口論をし、彼を殴ってしまう。途中でギルたちは下船するがモーガン夫婦の間には亀裂が生じ始める。無風のため停泊中のヨットにギル夫妻がやってきて、自分たちは無実の罪で命を狙われているのでまたヨットに乗せてほしいと訴えると、自分たちのボートに火をつけ、無理矢理乗り込んできた。その夜、ギル夫妻の正体が明かになる。彼らは遺産目当てにロニーの父親を殺して逃げており、モーガン夫妻を殺害しその死体に自分たちの歯形と同じ入れ歯を残して、自分たちが死んだように偽装し、逆にモーガン夫妻になりすまそうと企んでいたのだ。格闘の末、ヨットもろともギル夫妻を葬り、岸に泳ぎ着いたモーガンとキット。そこでまた生きていたギルに襲われるが、からくも彼を倒すのであった。

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