Dearフレンズ(1995)

劇場公開日:

解説

幼なじみの4人の女性の過去と現在を対比させながら、少女たちの心の成長を描いた群像劇。少女時代のパートに比重が置かれ、ファッションや音楽など70年代の風俗がノスタルジックなムードが見どころの“少女版「スタンド・バイ・ミー」”の趣もある。主要なキャスト、スタッフが女性で占められており、監督はアカデミー賞短編賞にノミネート経験を持ち、『世にも不思議なアメージング・ストーリー』『ツイン・ピークス』などのTVドラマで演出を手掛け、本作が長編デビュー作となるレスリー・リンカ・グラッター。少女時代の自分自身を投影させた脚本はI・マーリー・キング。製作は、主演も兼ねるデミ・ムーアと、「リーサル・ウェポン2 炎の約束」「ダイ・ハード2」などでアソシエイト・プロデューサーを務めたのち、ムーアと製作会社シルヴァー・ピクチャーズを設立したスザンヌ・トッドの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは「蜘蛛女」のジェニファー・トッド。撮影はウェリー・ステイガー、衣裳はディーナ・アペル。音楽はクリフ・エイデルマンがスコアを書き、「ジム・キャリーはMr. ダマー」のドーン・ソーラーの監修の下、ジャクソン・ファイヴの『アイ・ウォント・ユー・バック』、モンキーズの『デイドリーム・ビリーヴァー』など懐かしいヒット曲が全編に流れる。出演は「素顔のままで」のデミ・ムーア、「ミルク・マネー」のメラニー・グリフィス、「ビューティフル・ガールズ」のロージー・オドネルほか。

1995年製作/アメリカ
原題:Now and Then
配給:ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ
劇場公開日:1996年11月9日

ストーリー

インディアナ州、ガスライト・アディションの街。主婦クリシー(リタ・ウィルソン)の家に、医師のロバータ(ロージー・オドネル)、作家のサマンサ(デミ・ムーア)、女優のティーニー(メラニー・グリフィス)の幼なじみが十数年ぶりに集まった。2度の流産を経験し現在臨月のクリシーは、「誰かが必要とすれば皆集まる」という12歳の時の約束を持ち出して、皆を呼んだのだ。今では違う人生を歩いている彼女たちだったが、かつて全員でお金を溜めて買った庭のツリー・ハウスを見た時、4人は一気にあの頃に引き戻された……。70年の夏。優等生のサマンサ(ギャビー・ホフマン)は両親の仲が悪いことに心を痛めている。ロバータ(クリスティーナ・リッチ)は母を事故で亡くし、父親と3人の兄と暮らして男勝りの性格。ませたティーニー(ソーラ・バーチ)は胸に詰め物をして男の子にアピールし、将来は女優志願。厳しい母親に育てられたクリシー(アシュレイ・アストン・ムーア)は、純情潔癖な泣き虫。ある日、サマンサは、皆に墓場での降霊会を提案する。25年前に12歳で死んだと墓碑にあるジョニーの霊を呼ぼうとするが失敗した。帰り道、4人は夜にしか出歩かない変わり者のクレイジー・ピートを見かける。彼女たちはジョニーの死因を探ろうと、自転車でグリーンフィールドの都図書館まで出掛ける。途中の川で水遊びをした時、ロバータが溺れたふりをしたいたずらをして、必死で助けようとしたクリシーはロバータを殴りつける。この時、2人の間に友達意識を越えたものが芽生えた。いつもちょっかいを出す悪ガキのウォーマー兄弟たちが全裸で泳いでいるのを見た4人は、仕返しに彼らの服を盗んで逃げた。図書館に着いた彼女たちは新聞の死亡記事を調べるが、偶然にもロバータは母親の事故の記事を発見し、悲しみにとらわれる。ジョーの記事を見つけたが一部が切り取られており、彼が母親と死に、父親だけが残されたことが分かった。そんなある夜、ロバータはウォーマー兄弟の長男スコット(ディーヴォン・サワ)と友達になり、2人はファースト・キスを交わす。その頃、サマンサは母親の新しい恋人ケント(ハンク・アザリア)を素直に受け入れることができず、家を飛び出してティーニーに会いに行く。両親の別居を打ち明けるサマンサに、ティーニーは大事なネックレスを2つにちぎり彼女に渡した。その帰り道、サマンサは分け合ったネックレスを排水溝に落としてしまう。彼女は中に下りて探すが、折からの雨は急に激しくなり、排水溝の水位が上がっていく。その時、あのクレイジー・ピートが助けてくれた。数日後、4人はサマンサの祖母の家の屋根裏部屋にあったスクラップブックから、ジョニーと母親がジョニーは強盗に殺されたことを知る。ロバータは母の事故を思い出して泣き、サマンサは両親の離婚を打ち明けた。彼女たちは、お互いにいつまでも助け合っていこうと誓う。その後、サマンサは墓地でクレイジー・ピートと出会い、彼がジョニーの父親だと気づく。あの日、家にいたら……と今でも悔やむ彼に、サマンサは「あの日、あなたはあそこにいてくれた」と言う。自分の罪が贖われたことを知ったピートは、サマンサに大切な教訓を伝えて去った。夏休みが終わり、4人の中で何かが確実に変わった。再び現在。クリシーに陣痛が始まり、皆で病院に運び、無事に赤ちゃんが生まれた。4人は12歳の時に約束したように、これからも助け合って生きていこうと誓った。

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映画レビュー

4.025年前の誓い

2022年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

製作・主演を兼ねるデミ・ムーアの
女性版、
スタンド・バイ・ミー的な作品。

主役4人のヒロインを
演じる女優達も豪華です。

サマンサ(デミ・ムーア)の
少女時代をギャビー・ホフマン
ティナ(メラニー・グリフィス)は
ソーラ・バーチ
ロバータ(ロージー・オドネル)は
クリスティーナ・リッチ
クリスティーナ(リタ・ウィルソン)は
アシュレイ・アストン・ムーア)が演じる。

キャスティングも
雰囲気がぴったりでした。

社会に出て、
大人になった4人が再会し
25年前(12歳)にお金を貯めて買った
庭の木の上の
ツリーハウスを眺めながら
少女時代の
ひと夏の冒険談を回想する。

現代を生きる大人の女性の心理や
少女時代の成長物語を描いた作品。

音楽は、
The Jackson 5、 Stevie Wonder,
The Monkees, 等
70年代のヒットソングやファッション
アイテムも、楽しめます。

大人になった4人は
立場も、生活環境も違いますが
25年前の夏
何が起ころうと一生助け合い、
支え合う事を誓った
友情を再確認するラストに感動です。

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LaLa
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