チャパクア

劇場公開日:

解説

アルコール・ドラッグ中毒の治療にサナトリウムを訪れた男が体験する幻想世界をシュールなタッチで描く異色ドラマ。監督・主演・脚本・製作は66年の本作と72年の「シッダールタ」(日本公開は97年)でヴェネチア映画祭銀獅子賞を受賞した伝説の映画監督コンラッド・ルークス。撮影は「キャンディ・マウンテン」(監督)の写真家・映画監督のロバート・フランク。音楽は世界的なシタール奏者ラヴィ・シャンカール(出演も)で、「クンドゥン」の現代音楽家フィリップ・グラスがアドヴァイザーとして参加。なお、フリー・ジャズ奏者オーネット・コールマン(出演も)は、実際には使用されなかったが、『チャパクア組曲』なる作品を発表している。音響はI・M・サマーヴィル。美術はルイス・エミエール・ギャレイ。編集はクノー・ペルティエ。共演は「天井桟敷の人々」の名優ジャン=ルイ・バロー、作家のウィリアム・S・バロウズ(「九月のクルト・ヴァイル」)とアレン・ギンズバーグほか。

1966年製作/82分/アメリカ
原題:Chappaqua
配給:ケイブルホーグ
劇場公開日:1999年5月11日

ストーリー

アルコール・ドラッグ中毒のラッセル・ハーウィック(コンラッド・ルークス)は狂乱の日々から抜け出す治療を受けるため、フランスのサナトリウムを訪れた。彼を出迎えたブノワ医師(ジャン=ルイ・バロー)によって睡眠療法が行われるが、ラッセルは様々な夢を見る。夢かうつつか出会ったオピウム・ジョーンズ(ウィリアム・S・バロウズ)、メシア(アレン・ギンズバーグ)、サン・ゴッド(ラヴィ・シャンカール)、ペヨーテ・イーター(オーネット・コールマン)が彼をさらなるシュールな世界へといざない、イマジネーションはかぎりなく広がっていくのだった。

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