ソウル・フード

劇場公開日:

解説

家族愛で結ばれた黒人一家の絆を描いたハートフルな一編。監督・脚本は本作が劇映画デビューとなるジョージ・ティルマン・Jr.。製作総指揮は本作が初の映画製作作品となる人気アーティストベイビーフェイスことケネス・エドモンズ。製作はケネスの妻のトレーシー・エドモンズと、監督とは短編『Paula』(未公開)でも組んだロバート・テイテル。撮影は「マイ・ガール」のポール・エリオット。音楽はウェンディ&リサことウェンディ・メルヴォインとリサ・コールマン。美術はマキシーン・シェパード。編集は「天使にラブ・ソングを2」のジョン・カーター。出演は人気歌手でもある「イレイザー」のヴァネッサ・L・ウィリアムズ、「インデペンデンス・デイ」のヴィヴィカ・A・フォックス、「friday」のニア・ロング、「マーズ・アタック!」のブランドン・ハモンド、舞台で活躍するイルマ・P・ホールほか。

1997年製作/113分/アメリカ
原題:Soul Food
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1998年6月13日

ストーリー

アマッド少年(ブランドン・ハモンド)はビッグ・ママこと祖母マザー・ジョー(イルマ・P・ホール)が大好き。彼女のおおらかさと家庭料理ソウル・フードが一家を結び付けていたが、ある日彼女は糖尿病で倒れる。それを契機に3人の娘たち、才色兼備の弁護士である長女テリー(ヴァネッサ・L・ウィリアムス)、次女でアマッドの母であるマキシーン(ヴィヴィカ・A・フォックス)、美容師で前科者のレムと結婚したばかりの三女バード(ニア・ロング)の間のトラブルが表面化。お決まりだった日曜ディナーもなくなり、互いに争うようになってバラバラになる家族。そんな矢先、マザー・ジョーはアマッドに「家族を団結させるのよ」と遺言して息を引き取る。かくしてアマッドは祖母の遺言があると言って日曜ディナーを開いてもらい、家族全員を集め、ビッグ・ママの遺志を伝え、家族の失われかけた絆を取り戻すのだった。

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映画レビュー

5.0心温まる傑作

2018年4月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

観て良かったと心から思います。
内容はアメリカの黒人家庭版、渡る世間に鬼ばかりです。全く同じような展開

シカゴ郊外の住宅地に住む南部出身の年老いた母と、近くに住むその三姉妹。
三姉妹にはそれぞれ旦那がいて、
その二女の長男の小学生を狂言回しにしてお話が進行します。
そこに同居する引きこもりの叔父さん、跳ね返りの姪が絡んできます。

南部の黒人の郷土料理ソウルフードを毎週日曜日大量にこさえて家族全員で囲む幸せを説く老母の家族の団結の願いは、彼女の入院をきっかけに届かなくなり、家族はバラバラになり、いがみ合うようになります。
家族がそれぞれには互いにいわくがあり、徐々にドロドロとしていき、陰口を言い合う展開はまさしく橋田壽賀子の世界です。

しかし最後は家族が再び団結する幸せをみなで噛みしめます

心が本当に温まり家族を大切にしようという気持ちを再確認できる映画です

使われているブラックミュージックも素晴らしく、楽しめます
製作総指揮があのベビーフェイスなんですから
ボーイズIIメンが新人グループ役でクラブでのライブやスタジオでのコーラス録音シーンとして出演しています
ベビーフェイス本人もバンドメンバーとしてチョイ役で出演してます
有名なスロージャムの曲もどこかのシーンで聞こえたり、冒頭の披露宴でかかっているBGM はEW&F だったりします。

美味しいソウルフードをまた食べに行きたくなりました
キャットフィッシュのフライはとても美味しいで

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あき240