スピードウェイ(1968)

劇場公開日:

解説

エルヴィス・プレスリーが主演する26本目の作品。フィリップ・ショーケンの脚本を「少年の町」「カリフォルニア万才」のノーマン・タウログが監督にあたった、同監督8本目のプレスリー映画である。撮影は「オスカー(1966)」のジョセフ・ルッテンバーグ、音楽は「ブルー・マイアミ」のジェフ・アレクサンダーが担当した。出演はプレスリーのほかに「結婚専科」のナンシー・シナトラ、「ブルー・マイアミ」のビル・ビクスビー、TV「ルーシー・ショー」のゲイル・ゴードン、「ウィル・ペニー」のウィリアム・シャラートなど。ミュージックナンバーは「その気でいこう」ほか6曲。製作ダグラス・ローレンス。

1968年製作/アメリカ
原題:Speedway
配給:MGM
劇場公開日:1968年8月31日

ストーリー

スティーブ(エルヴィス・プレスリー)は一流のレーサーである。多額の収入があるのだが、生まれつき情が深く、困っている人を見ると、すぐに援助の手を差しのべる人のよさ。そのうえ、マネージャーは大変なプレイボーイ。豊かな収入も右から左、いつも支払いに追われていた。今度も貧しいエスターレイク家の人々に同情してステーション・ワゴンを買ってやったり、結婚費用のない娘ローリに、お金をあげたり……。ところがある日、税務署から14万5千ドルもの脱税通知がきた。マネージャーの手ぬかりであった。経理事務所に相談すると、税金完納まで収入を管理するという名目で女計理士スーザン(ナンシー・シナトラ)が派遣されてきた。彼女はスティーブの全収入をがっちりと握り、レース場からレース場への旅に同行した。ところが、その結果として、スティーブの手形はすべて不渡りとなり、エスターレイク家のステーション・ワゴンは取りあげられ、ハネムーンに出た娘はホテルを断られる始末。見るにみかねたスティーブはスーザンに申し出たが、彼女は取りあわない。2人は大げんか。だが最初から、憎からず思っている2人ゆえ、愛する気持ちが先にたってしまう。スティーブは仕方なく、次の日曜日に行われるシャーロット600の大レースに全力投球することを決意。優勝すれば多額の賞金が手に入る。だが残念なことにゴール寸前の事故で優勝をのがしてしまった。しかしラップ・マネーがたくさん入った。この頃には、スーザンの、お金に対する気持ちもやわらぎ、エスターレイク家のステーションワゴンを買い戻すことができた。だが彼女はマネージャーとして依然として、きびしい表情をみせるのだった。

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