スキャナーズ2

劇場公開日:

解説

デイヴィッド・クローネンバーグのヒット作「スキャナーズ」をベースに、サイキック・パワー戦をSFXを駆使して描く。監督はTV演出家で映画は初のクリスチャン・デュゲイ、脚本は「テキサスSWAT」のB・J・ネルソン、撮影はロドニー・ギボンズ、音楽はマーティー・サイモンが担当。出演はデイヴィッド・ヒューレット、デボラ・ラフィンほか。日本語版字幕は森本務。

1990年製作/アメリカ
原題:Scanners II: The New Order
配給:コムストック・グループ
劇場公開日:2013年5月4日

その他の公開日:1991年5月25日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

ストーリー

スキャナーを使って、都市の征服を企む警察官フォレスター(イワン・ポントン)は、そのために街でスキャナーを発見するや、無理やり自分の傘下の精神病院に送り込んでいた。ごく普通の生活を送っていたデイヴィッド(デイヴィッド・ヒューレット)は、付き合い始めたばかりのG・F、アリス(イザベル・メジアス)と買い物の途中で強盗にあい、アリスを人質に取られ、人前でサイキック・パワーを使ってしまう。フォレスターに目をつけられ迎えられたデイヴィッドは、力に感嘆し、理解をしめしてくれる彼に従うが、スキャナーをロボットのように扱うフォレスターのやり方を嫌い、脱出する。秘密を知るデイヴィッドをフォレスターの手下で最強のスキャナー・ドレク(ラウル・トルイロ)が追う。一人生まれ故郷に帰った彼は、両親に不幸な出生の秘密を聞く。デイヴィッドはスキャナーの夫妻の間に生まれた子供で、両親は若きフォレスターに殺されたのだった。しかし姉ジュリー(デボラ・ラフィン)がいることが解り、彼女を訪ねた間に、養父母は無残にも殺されていた。怒りに狂ったデイヴィッドは姉の協力を得てフォレスターたちに立ち向かう。激しい戦い。静かな雪の夜、廃人になったフォレスターと破れ去ったドレクらの姿があった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5良質な続編

2019年6月6日
iPhoneアプリから投稿

前作スキャナーズの設定をうまく活かしつつ、人間ドラマを深掘りした良質な続編。

スキャナー能力に悩まされる優しき主人公の成長を通して、ラブロマンスと兄弟の絆まで描かれていた。

サイキックアクションそのものは前作ほどのインパクトはないが、飽きの来ないストーリーで最後まで中だるみせずに見ることができた。

監督がこの後にB級映画の傑作、スクリーマーズを手がけたというのも納得だ。

冒頭のゲームセンターのシーンが最高!

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ジョイ☮ JOY86式。

3.0ちょっと社会派

2019年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 レゲエファッションの男がゲームセンターで破壊行動を起こす。やがてこの男ドラクはモース精神学研究所に捕らわれる。しかし、この研究所はスキャナーを捕えてもヤクの打ちすぎで皆ジャンキーとなっていた。

 フォレスター刑事によってスカウトされたデビッド。最初は乳製品毒入り事件をあっさり解決するが、やがて警察局長自殺事件がもたらした次期局長にフォレスターの名前を市長に言わせるように利用される。悪人そのもののドラクからも忠告を受け、次第に懐疑的になってゆく。

 実はデビッドの両親は前作のベイルとキムだった。そして姉ジュリーが生きていると育ての親から告げられ、モース研究所に潜り込むことを決意。クライマックスではエフ2の薬漬けとなった男も協力して、ドラクと対決!

 クローネンバーグのおどろおどろしさはなくなっているけど、逆に社会派要素がプラスとなったような感じ。頭爆発はないのかな~と思ってたら、終盤に見せてくれた。それにしても恋人よりも姉との兄弟愛が感じられる作品だったのか・・・

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kossy
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