白バラ(1982)

劇場公開日:

解説

第二次世界大戦中に実際に起きた、若者たちによる反体制運動をドキュメンタリー・タッチでつづったドラマ。監督は、70年のベルリン映画祭で波紋を巻き起こした問題作「O・K・ネロ」のミハエル・フェアヘーヴェン。脚本はフェアヘーヴェンとマリオ・クレプスの共同。日本では83年の第一回ドイツ映画祭で上映されたのち、同年に一般公開された。

1982年製作/西ドイツ
原題:Die weisse Rose
配給:大映インターナショナル
劇場公開日:1983年10月22日

ストーリー

1942年、ハンス(ウルフ・ケスラー)とゾフィー(レナ・シュトルツェ)のショル兄妹が学ぶミュンヘン大学で、反ヒトラーを唱えたビラがまかれるという衝撃的な事件が起こる。ゾフィーはその実行者が、兄と三人の仲間、アレックス(アリヴァー・ジーバート)、ヴィリ(ウールリヒ・トゥクール)、クリストフ(ヴェルナー・シュトッカー)たちだと知って人一倍衝撃を受けた。これが秘密警察に知れたらどんなことになるのかわからないのだ。ゾフィーは彼らの地下活動をやめさせようとするがしかし、その意義を知るにつれて彼女も積極的に参加するようになった。彼らは自分たちを白バラと名乗っている。白バラの運動は他の都市にまで広がっていったが、背後に大反戦組織があると思いこんでいた秘密警察には何の糸口もつかめなかった。だが、やがて捜査の手が狭められ、ついに五人は追いつめられて処刑されてしまう。

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