少林寺のレビュー・感想・評価

いまだにアジア映画としては歴代１位の記録らしい。
「ジェットリー」になる前のリーが出ている。
ジャッキー映画で目が肥えたこともあり、今ではあまり感動を覚えない。

　"少林寺" シリーズ第１作。

　Blu-ray（4Kリマスター版）で鑑賞（吹替）。

　武術アクションの金字塔を堪能しました。若きジェット・リーがしなやかな肉体を躍動させ、縦横無尽に繰り出すアクションから目が離せない。ストーリーが単純明快、勧善懲悪なのも観易くて良かったです。本物の武術家たちが生み出す本物アクションの迫力に終始圧倒されっぱなしでした。

13人の若き僧の物語である。
父の仇を討つ為に少林寺の僧となり、修行して強くなる若者が話の中心。和尚と兄弟子たちが皆良い人でそのへんが泣ける。修行半ばで寺を抜け出して単身で敵討ちに行く。強くて倒せなくて寺に戻る主人公を何もなかったかのようにして皆が迎え入れてくれるというシーンすごい良かった。
和尚が魅力的だしとにかく良いキャラしてる。

　リー・リンチェイがあどけない顔でかわいらしいのだが、将軍と戦っていると、おじさんが若者にやられそうになっていて気の毒でしかたがなかった。若者にまけまいという意地が感じられて、おじさん頑張れと思った。。すっかりそんな年になってしまった。

　仏教の教えである、殺生はいかんという戒律が、憲法9条のように適当に都合よく解釈されていた。オウムの教えみたいになっていたのに、ちょっと引いた。

　マイケル・ジャクソンとブルース・リーは切れが別格なんだとふと思った。