勝利なき戦い

劇場公開日:

解説

「西部戦線異状なし」「激戦地」「断呼戦う人々」等多くの戦争映画を作っているルイス・マイルストーン監督が、朝鮮戦線におけるポーク・チョップ・ヒルの戦闘に取材して作った戦争映画。軍事評論家S・L・A・マーシャルの実録小説を「大いなる西部」のジェームズ・R・ウェッブが脚色し、「手錠のままの脱獄」のサム・リーヴィットが撮影を担当している。音楽レナード・ローゼンマン。出演するのは「大いなる西部」のグレゴリー・ペック、ハリー・ガーディノ、リップ・トーン、ジョージ・ペパード、ジェームズ・エドワーズ、ボブ・スティール、ジョージ柴田ら。製作サイ・バートレット。

1959年製作/アメリカ
原題:Pork Chop Hill
配給:ユナイト
劇場公開日:1959年7月11日

ストーリー

1951年、朝鮮戦線は板門店の東、通称ポーク・チョップ・ヒルで戦雲急を告げていた。この高地を占領することは、敵味方の戦局に重大な意味を持っていた。ある晩、敵襲を受け高地を占領されたハロルド中尉は、連隊長カーン大佐の率いるラヴ隊とキング隊の応援を受けた。キング隊のクレモンズ中尉(グレゴリー・ペック)には隊長としての悩みがあった。それは部下たちの志気が、近く平和が結ばれるのを期待して、あがらぬことだった。高地奪回の成功は夜明けの総攻撃にかかっていた。敵はスピーカーで、味方の恐怖心をあおった。激烈な砲火の中を、キング隊は前進した。進撃は難渋した。やがて勇気をとりもどしたキング隊は弾幕の中をじりじりと前進した。敵も刻一刻と増強されていた。夜が明けてきた。弾薬は欠乏し、兵も疲労していた。みると、ラヴ隊のいる地点には敵軍がいて、キング隊は側面攻撃を受けた。死傷者が続出した。ハロルド隊の生存者、ラヴ隊の生き残りも加わって、クレモンズは高地の奪回に成功した。司令部からの救援隊はなかなか着かなかった。そこに到着したラッセル中尉の2箇分隊は、なんと敵の掃蕩が目的だった。人海作戦の敵情をしらぬ司令部に、クレモンズはあきれた。その後に着いた補給部隊も、途中の敵襲で用をなさなかった。ラッセル部隊に転出命令がきた。クレモンズはわずか20数名での高地守備に自信はなかった。司令官デイヴィス中佐は、クレモンズに撤退も増強も拒否した。闇夜をついて敵軍が大挙して押し寄せた。クレモンズが最後の力をふりしぼろうとした時、新鋭部隊の応援が到着した。

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