条理ある疑いの彼方に

劇場公開日:

解説

死刑廃止のキャンペーンのため自ら死刑囚となった男がたどる数奇な運命を描くサスペンス。監督は「死刑執行人もまた死す」の巨匠フリッツ・ラング。脚本はダグラス・モロー。撮影はウィリアム・スナイダー。音楽はハーシェル・バーク。出演は「我らの生涯の最良の年」のダナ・アンドリュース、「レベッカ」のジョーン・フォンテーンほか。

1956年製作/80分/アメリカ
原題:Beyond a Reasonable Doubt
配給:ケイブルホーグ
劇場公開日:2000年9月2日

ストーリー

作家トム(ダナ・アンドリュース)と新聞社社長スペンサー(シドニー・ブラックマー)は、死刑廃止のキャンペーンを通じて知り合った。スペンサーはクラブダンサーのパティ・グレイが絞殺死体で見つかった事件を利用して、トムが偽の殺人犯を演じ、彼が死刑宣告を受けたときに真相を明かすという計画を立てる。トムはスペンサーの娘スーザン(ジョーン・フォンテーン)と婚約していたがこれを承諾、偽装工作の末にトムは逮捕された。裁判で死刑も確実と思われた矢先、なんとスペンサーが交通事故で死に、トムの無罪を証明する書類も紛失した。ピンチに立たされたトムは、父の後を継いで新聞社オーナーとなったスーザンの助けを借り、彼を救うキャンペーンを打ってもらう。やがてスペンサーが万一のために用意していた書類が見つかり、トムは知事の恩赦を受けることに。だが、事件には思いもかけない真実が隠されていたのだった。

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