十二夜

劇場公開日:

解説

文豪シェイクスピアによる恋愛喜劇の古典『十二夜』(邦訳・角川文庫など)の映画化。監督・脚本はRSCの演出家として知られる『レディ・ジェーン 愛と運命のふたり』(V、85)のトレヴァー・ナン。製作は「英国万歳!」のデイヴィッド・パーフィットとスティーヴン・エヴァンス。撮影は「デス・クルーズ 欲望の嵐」のクライヴ・ティクナー。音楽はRSC作品で知られるシャウン・デイヴィ。美術は「ライフ・イズ・スウィート」のソフィ・ベーシェル。衣裳は「日の名残り」のジョン・ブライト。出演は「恋人たちのポートレート」のヘレナ・ボナム=カーター、「いつか晴れた日に」のイモジェン・スタッブスとイメルダ・スタウントン、「プレタポルテ」のリチャード・E・グラント、「英国万歳!」のナイジェル・ホーソーン、「死と処女」のベン・キングスレーほか。

1996年製作/134分/イギリス
原題:The Twelfth Night
配給:エース ピクチャーズ
劇場公開日:1998年5月2日

ストーリー

1890年。メサリーン国の役者である双子の兄妹セバスチャン(スティーヴン・マッキントッシュ)とヴァイオラ(イモジェン・スタッブス)は、嵐の夜、乗っていた船が沈没して生き別れに。故国と敵対するイリリアに漂着したヴァイオラは、魅力的な伯爵令嬢オリヴィア(ヘレナ・ボナム=カーター)と知り合う。兄を亡くしたばかりという彼女に魅かれ、近くで働きたいと願うヴァイオラだが、かなわず男装して小姓セザリオと名乗り、オーシーノ侯爵(トビー・スティーヴンス)の元で住み込むことに。ヴァイオラは侯爵を愛するようになる。ところが、オーシーノがヴァイオラをオリヴィアへの恋の使者に立てたことで事態はややこしいことに。オリヴィアはセザリオ=ヴァイオラに恋したのだ。そこに伯爵家の内紛、執事マルヴォーリオ(ナイジェル・ホーソーン)とオリヴィアの叔父サー・トービー(メル・スミス)、彼と結託するオリヴィアを狙うサー・アンドリュー(リチャード・N・グラント)の争いがからんで事態はさらに混乱。一方、町ではアントニオ(ニコラス・ファレル)に救われていたセバスチャンが妹の身を案じていた。妹とうりふたつの彼はオリヴィアの目にとまり、勘違いした彼女から求婚されることに。そこへオーシーノがヴァイオラと来訪。兄妹は再会を果たす。兄が妹の口髭を取ると美しい女性の姿が。オーシーノは信頼する小姓が女性だったと知り、愛に目覚める。かくしてヴァイオラとオーシーノ、オリヴィアとセバスチャンの二組の婚礼が執り行われ、めでたく大団円。

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映画レビュー

4.5シェイクスピアもとりかへばや物語

2023年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

萌える

 台詞は大仰だしメランコリック過ぎるけれど、一方通行の恋に悩む主役達と、様々な思惑の飛び交う脇役達の物語の同時進行するプロットが面白くて引き込まれるエンタメラブコメ。
 江戸幕府ができた頃に英国ではこんな劇が上演されていたことに驚く。シェイクスピアって凄い。(ちなみに日本のとりかへばや物語は上流貴族の読み物だったが書かれたのは12世紀末なので、こちらも割とすごい。)
 主演四人が絵になるビジュアルで萌えた。もちろん脇役も含めて皆、演技に深みがあった。

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SpicaM

5.0タイトルなし

2019年1月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この映画の中では
ベン・キングズレー演じる道化フェステの唄に惚れ惚れ
恋の歌を『恋の神様の玉座から響く音色』と語り
発せられる言葉、台詞はどれも詩的で美しいものばかり🤭
知的とは言い難い台詞もあり
喜劇ならではの楽しみも😙
久しぶりに観ましたが
やっぱりこの映画は大好き
素直に楽しみたい映画です

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lily
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