劇場公開日 1957年6月18日

島の女のレビュー・感想・評価

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3.0ビバ ソフィア・ローレン(Viva! Sophia Loren)

2019年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

エーゲ海のイドラ島の貧しくもたくましい海女フェドラ(ソフィア・ローレン)が偶然見つけた沈没船のトレジャー(イルカに乗った少年の彫像)を巡るお話。貧しい暮らし、お金の誘惑に傾く中、純真な考古学者コールダー博士(アラン・ラッド)と接するうちに自分を取り戻してゆく・・。ストーリー的にはシンプルでヒール役の金持の古美術蒐集家パーマリイ(クリフトン・ウェッブ)も粗野ではないので宝の争奪戦も静かに進み、今どきのトレジャー・ハンター、アクション映画を想像すると期待はずれでしょう。この映画の見どころは若き(当時23)ソフィア・ローレンの魅力に尽きるでしょう。グラマラスボディ(173㎝97-61-97)で注目されましたがエキゾチックな顔立ちと憂いの表情でヒロインの揺れる心の動きを見事に演じています。アラン・ラッドも西部劇の名作「シェーン」で有名ですね、高校時代に水泳で五輪を目指していた程なのでダイビングも上手です。イタリア女優の原石とアメリカン・ヒーローの異色の共演作、ささやくように歌われる主題歌「Boy on a Dolphine」(ジュリー・ロンドン)もヒットしました。古い作品ですがカラー映画なのでエーゲ海の美しさもそれなりに愉しめます。

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odeonza