「映画館で二回見た。 やっぱり分からないなのは、地元民の小舟の捜索中...」地獄の黙示録　ぱんぱんちさんの映画レビュー（感想・評価）

一応「なんてことするんだ、なんで撃った！！」みたいなやり取りがあったと思いますが…
まだ息のある女性を南軍(米軍と同盟してたベトナム人の軍)に引き渡す、とリーダーの黒人兵が言うのを時間がないとウィラードは射殺してしまい、みんなドン引きするという。
どう考えていいかわからないシーンではありますね。あとラストについては話半分で聞いてください。昔の資料見直してみたらミリアスはもっと違うラストを考えてたみたいであれ〜おかしいなあ、と。
長くなってすいません、返答ありがとうございます。

自分の知ってる話で説明させていただくと
まず、小舟への発砲シーンですが
ベトナム戦争時、いわゆるホーチミン率いる北軍は、みんなが戦闘服を着ていたわけでなく民間人になりすまし、しかもいきなり発砲してくるゲリラ戦法をとることも多かったので米兵も怖くて仕方なかった。
たしかこの場面で機銃乱射してしまうのはまだ新兵だったはずだけどよけいにこわい。いきなりかけだしたから武器をとると勘違いしての乱射だと思います。犬だったわけですが…
当時ベトナムがいかに狂った状況かを表す場面かと。「ソンミ村虐殺」という事件ご存知でしょうか、他にもひどい話はたくさんあります。
あとラストについては、これはまさしくコッポラと脚本のミリアスがもめたところで、ジョン・ミリアスはウィラードもカーツに同調し米軍を迎え撃つ。というラストにしたかったがコッポラは却下。どちらがいいのかわかりませんが、今となっては。私見ではウィラードはただ命令を遂行したそこにカーツへのそこまでの心酔はなかった、と考えますが。
失礼しました、余計かと思いましたが