ジェイコブス・ラダー(1990)

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

旧約聖書の「ヤコブの梯子」のエピソードをモチーフに、夢と現実の間をさまよう男の不思議な体験を描いたサスペンススリラー。ニューヨークで暮らす郵便局員ジェイコブは、地下鉄車内で見た夢でベトナム戦争での恐ろしい出来事を追体験し、何者かに腹を刺されたところで目を覚ます。それ以来、彼の日常には奇妙な幻覚が交錯するようになり……。主演は「ショーシャンクの空に」のティム・ロビンス。「ホーム・アローン」でブレイクする前のマコーレー・カルキンが主人公の息子役で出演。「ゴースト ニューヨークの幻」のブルース・ジョエル・ルービンが脚本を手がけ、「危険な情事」のエイドリアン・ラインがメガホンをとった。

1990年製作/113分/アメリカ
原題または英題:Jacob's Ladder
配給:東宝東和
劇場公開日:1991年4月6日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.5陰影ある映像と音楽で、振り切った愛の形にこだわったライン監督には珍...

2021年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

陰影ある映像と音楽で、振り切った愛の形にこだわったライン監督には珍しい、ホラーテイストのサスペンス。ジャンル的には86年「プラトーン」からのベトナム反戦ものの系列だが、陰謀論とゴア描写の組合せが本作の妙味。「ゴースト ニューヨークの幻」ルービンの脚本は、70年代の荒れた大都会で、幻覚に悩む帰還兵を描き、内面をねっちりと浮かび上がらせる。彼が何度も目撃する、痙攣するようにブルブルと頭部を震わせる異形人間の造形は、その後あらゆる映画の恐怖シーンにコピーされ続けている。
主演ティム・ロビンスは次々に襲ってくる悪夢に、195cmの長身ながら怯え、叫び、逃げ回るだけで、「ショーシャンクの空に」の希望を捨てない主人公とは正反対のキャラクター設定になっているのも面白い。
ヤコブの階段、異邦人、エックハルトなど、それっぽいキーワードは余り気にせず、メンタルに響くグロさと、幼いカルキン少年の愛らしさを楽しもう。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ホンダケイ

4.0【”死を冷静に受け入れれば、心は解放される。”今作は、ベトナム戦争従軍時に心に傷を負った兵士が帰国後、奇妙な幻覚に襲われる話、・・ではない・・。序盤から、ヒントは随所にあります。】

2024年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
NOBU

2.5悪くない

2023年2月15日
iPhoneアプリから投稿

全体のテーマが一貫している。個人的にはもっと記憶に残るシーンがあると嬉しかった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
aaaaaaaa

4.5鑑賞後に考察や解説を見て衝撃を覚えた

2022年7月29日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
クロエグレースモレッツ

他のユーザーは「ジェイコブス・ラダー(1990)」以外にこんな作品をCheck-inしています。