三匹荒野を行く

劇場公開日:

解説

シーラ・バーンフォードの原作をジェームズ・アルガーが製作・脚色、フレッチャー・マークルが演出した動物主人公のドラマ。撮影はケネス・ピーチ、音楽はオリヴァー・ウォーレスが担当した。動物監督はウィリアム・R・ケーラー、ハレック・H・ドリスコル、アル・ニーメラらがあたった。出演はブルテリア犬のボジャー、シャム猫のテーオなど犬と猫。

1963年製作/アメリカ
原題:The Incredible Journey
配給:ウォルト・ディズニー・プロ
劇場公開日:1965年1月15日

ストーリー

カナダの小さな町。ハンター教授一家は夏の間、特別講座を頼まれてイギリスに行った。飼い犬のボジャー、ルーア、猫のテーオは、留守の間320キロも離れたジョンにあずけていくことになった。カナダに鴨解禁の日が来て、ジョンは家政婦に3匹の世話を頼む置き手紙をして狩猟に出た。淋しくなった3匹は、ハンターの家恋しさにジョンの家を後にした。2日目の夕方、年寄りのボジャーは疲れきって動けなくなった。他の2匹が獲物を探しに出たあと、熊がボジャーを襲った。だがボジャーの声をきいた2匹が恐ろしさも忘れて熊に飛びかかり、熊を撃退した。テーオが持って来た野鳥を食べてやっと元気をとりもどしたボジャーを伴い、3匹はまた歩きはじめた。数日後、広い川にぶつかり、ビーバーの作った橋を渡ったテーオが激流にのまれてしまった。ルーアは必死で後を追ったが見失い、2匹で旅を続けた。ところがテーオは山奥に住む少女に拾われて元気をとりもどし、少女が眠っている間に2匹を追って森に走った。そしてある朝、3匹は再会を、体をこすりつけ、じゃれあって、喜んだ。3週間たった。その間にもルーアが山あらしに怪我をさせられたりした。そして、険しい山越えを冬と共に迎えた。一方、猟から帰ったジョンは3匹の行方不明を知り、ハンター家の人々と共に森林警備隊や新聞社に頼んで必死に3匹を探したが見つからず、3匹のことをあきらめかけたが、ハンター家の長男ピーターの誕生日に3匹はやっと辿り着いた。一家と3匹は、抱きあってよろこんだ。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0犬、犬、ネコ

2022年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 シャム猫テーオ、ラブラドール犬ルーア、そして、ブルテリア犬ボジャーの3匹。カナダのロングリッジさんの家にいるが、本当の飼い主はハンター教授。ロングリッジカモ猟に出かける際、手違いがあって3匹がハンター家を目指して長い旅に出る・・・

 途中はクマに襲われそうになったりするし、ヤマアラシに傷つけられたり、川に流されたりと苦難の連続。だけど、気になる点は銃社会を肯定しようとしているところ。さすがに少年の銃に助けられるところなんて、この時代を象徴しているのだろうか・・・

 独自で冒険を続けてはいるが、人間に何度も助けられたのが残念。動物ドキュメンタリーのような雰囲気も楽しめるけど、ディズニーお得意の手腕にどこか嘘くささが感じられもした。しかし、最後、無事にハンター家に到着したときには騙されるように感動しましたが・・・

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kossy
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