サマー・デイズ

劇場公開日:

解説

ガールフレンドの母親に恋をしてしまった思春期の少年の愛の行方を描く。アレン・ハンネイ3世の原作を基に、製作・監督・脚本はピーター・ダグラスで、本作品がデビュー作になる。撮影はトニー・ピアス=ロバーツ、音楽はリー・ホールドリッジが担当。出演はC・トーマス・ハウエルほか。

1987年製作/アメリカ
原題:A Tiger's Tale
配給:東映クラシックフィルム
劇場公開日:1988年7月2日

ストーリー

テキサスの高校生ババ(C・卜ーマス・ハウエル)の家は、以前父のチャーリー(チャールズ・ダーニング)が獣医をしていたこともあり猛獣や爬虫類がいっぱいである。そんなある日、虎とふざけていて傷を負ったババは、病院に行きガールフレンドのシャーリー(ケリー・プレストン)の母で看護婦ローズ(アン・マーグレット)の手当てをうけた。両親の別居の寂しさをことあるごとに母親のローズにぶつけるシャーリーに対して、大人の寛容力にあふれる彼女に、ババは次第に好意を抱く。そしてついにベッドをともにする2人であったが、ババの無垢な情熱は、やがて成熟して分別あるローズの心を動かし始める。そんな2人の関係を知り、怒り心頭のシャーリーは、母の避妊具に穴をあけ、夏休みを父のもとで過ごそうとするが、趣味の悪い父の愛人の存在に彼女は幻滅する。自分の行為の愚かしさを後悔するシャーリーであったが、夏休みも終わりに近づいた頃、ローズの妊娠が発覚した。一時は堕胎を決意するも、1人で子供を産む決心をしたローズは、ババに2人の永遠の別れを告げる。しかし車で町を出発したローズは、町外れに立つババの熱い思いの込められた立て札を目にして、2人で生活をやり直してゆこうと思い始めるのだった。

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