今夜はトーク・ハード

劇場公開日:

解説

社会の縮図ともいえる学校の中で少しずつ、そして一気に大人になっていく少年の姿を電波ジャックのDJを手掛かりに描く。監督・脚本は「タイムズ・スクエア」(80)のアラン・モイル、エグゼクティブ・プロデューサーはサラ・リッシャー、ニコラス・スティラディス、シド・キャップ、製作はルパート・ハーヴェイ、サンディ・スターン、撮影はウォルト・ロイド、音楽はクリフ・マルチネが担当。出演はクリスチャン・スレイター、サマンサ・マシスほか。

1990年製作/アメリカ
原題:Pump up the Volume
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1991年7月13日

ストーリー

アリゾナ郊外のエリート校・ハンフリー高校。成績の良し悪しだけで人間性まで判断されてしまう環境の中、生徒たちの楽しみは10:00PMジャストに始まる謎のDJハード・ハリーによる海賊放送だった。そのハードなトークと音楽は納得がいかない事に対しても為す術を持たない生徒たちの気持ちを代弁していた。そのハード・ハリーの正体とは、父親がハンフリー校の新しい理事に就任したために転校してきたコミニュケーションがへたで無口なマーク・ハンター(クリスチャン・スレイター)の反動的な姿だった。マークは父の持つ資料から教師の不正を放送で暴露し、学生たちのカリスマ的存在になっていく。彼の私書箱には毎日のように熱烈なファンレターが届き、放送をダビングしたテープは翌日に飛ぶように売れた。ある日、自殺予告の手紙が配達され、マークは番組の中で彼と電話で話す。しかしジョークで励ますうちに電話は切られ、翌日、英語教師ジャン(エレン・グリーン)は彼が自殺した事を伝えた。電波にのせた1人言がだんだん影響力を持ち、結果的に傷つく者がでてきた。マークは放送をやめる決意をする。しかし赤い便せんで熱狂的なレターを贈っていたノーラ(サマンサ・マシス)の説得と愛の告白を受け決意はゆらぐ。あくまで優等生を演じるか、自分の意見を主張し学校に社会にはむかうか。マークとノーラは自動車に送信機を積み、違法電波取り締まりの警官と教師たちを翻弄しながら放送を始めた。変声機は壊れ、車も発見される。マークはボリュームを上げ叫んだ。「10代は最高だ!!」と。警官や学生、マスコミが混乱のルツボと化す中で。

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