コンコルド

解説

現代の怪鳥と呼ばれる超音速旅客機コンコルドをめぐり、巨大な陰謀と利権が炸烈する航空機戦争を描く。製作はルチアーノ・マルティーノとミノ・ロイ、監督はラゲロ・デオダト、脚本はエルネスト・ガスタルディとレンツォ・ジェンタ、撮影はフェデリコ・ザンニ、音楽はステルビォ・チプリアーニが各々担当。出演はジェームズ・フランシスカス、ミムジー・ファーマー、ジョセフ・コットン、バン・ジョンソン、ベナンティーノ・ベナンティーニ、マッグ・フレミング、エドモンド・パードムなど。

1979年製作/アメリカ
原題:Concorde Affair

ストーリー

パリのシャルル・ド・ゴール空港を飛び立ったコンコルド820便は、乗員だけを乗せて、カラカス、リオデジャネイロをめざしていた。このフライトは南アメリカ航空合同企業体から発注された1機で、引き渡しも兼ねたものだった。定職もなくその日暮らしを続けるTVルポライターのモーゼス(ジェームズ・フランシスカス)は、カリブのマルチニク島でレストランを経営している別れた妻から電話を受け、マルチニク島に行くことになる。しかし、モーゼスを迎えたものは、彼女の冷たくなった死体だった。警察の調べでは心臓マヒとのことだった。何か釈然としないものを感じながら夜の街を歩くモーゼスを数人の男が襲ってきた。危いところを、影のようにつきまとっていた男に救われた。その男は、別れた妻の友人で、彼女がモーゼスに伝えたがっていたある「事件」を知っていた。2人は、漁師が死んだという海域を調査するため、海底に身を沈めた。途中、海からとびこみ半狂乱で何かから逃れようとしている娘を目撃した。2人は海底で驚くべき影を発見する。それは屍となったコンコルドの無惨な姿だった。海面に顔を出した2人は何者かから発せられたライフルの攻撃を受けた。そのため相棒が死んだ。アメリカ領事館にかけこんだモーゼスは、事のすべてを話し大掛かりな調査を願い出るが、警察が現場に行った時には、コンコルドは姿を消していた。海に飛びこんだ娘が新聞の記事で死亡したとあるスチュワーデスであることを知ったモーゼスは、彼女を探し出すため、夜、船に忍び込み、娘を救い出した。娘の名はジャンヌ(ミムジー・ファーマー)といい、やはり墜落した820便のスチュワーデスだった。農園のトラックで町に向うモーゼスとジャンヌは、途中、コンコルドをおとした組織を相手にユスリをかけていたもう1つの組識の男たちに襲われた。町に逃げのびた2人は領事館に連絡し、領事は航空会社に連絡し、敵に襲われながら、ジャンヌとリオ発コンコルド128便と管制塔との三角通信が始まった。今度は128便が狙われているのだ。必死の通信の結果、無事128便は目的地に着陸するのだった。

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