恋人たちのパリ

劇場公開日:

解説

パリの街を背景に、アメリカ人カップルの仕掛けるちょっとアブない恋愛ゲームを描いたコメディ。エグゼクティヴ・プロデューサーはダニエル・マークウェット、製作はモニーク・アノー、監督は女流のシャーロット・ブランドストーム、脚本はジャネット・ブロウネル、撮影はオリヴィエ・ゲノー、音楽をディディエ・ヴァシュールが担当。出演はロザンナ・アークェット、キャリー・フィッシャーほか。

1990年製作/アメリカ
原題:Sweet Revenge
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1991年4月

ストーリー

パリで活躍するアメリカ人女性弁護士リンダ・マイケルズ(キャリー・フィッシャー)は自らの離婚訴訟のためニューヨークに戻ってきていた。夫で作家志望のジョン(ジョン・セッションズ)とは学生時代からの仲で、結婚の時の条件がジョンの財産でリンダの学費を賄うかわり、弁護士になってからはジョンが作家として成功するまでリンダがその生活の面倒を見る、というものだったので、調停に際してリンダはジョンに慰謝料の支払いを命じられる。ただし条件がひとつ。夫が再婚すればその限りではない--。それを利用してリンダは美しい女優の卵ケイト(ロザンナ・アークエツト)を雇って夫に接近させ、なんとか支払義務を回避ずる作戦に出た。ところがジョンを本気で愛してしまったケイトは途中で計画の全てを打ち明けてしまう。リンダへの怒りが込み上げてくるジョンだったが、本心を見せて愛を告白してくれたケイトを彼はしっかり抱き止めるのだった。そしてその頃、リンダは弁護士事務所でも経営者と衝突して昇進がうまく行かず、同僚との不倫の恋にも破れて傷心状態にあった。そんな彼女の前にアメリカの雑誌からパリで成功している女性特集の取材の申し込みがあった。自信を回復する絶好のチャンスとばかりいそいそと引き受けた彼女だったが、実はこれこそジョンの仕掛けた復讐の罠だったのだ。まんまと罠にはまったリンダであったが、ジョンとケイトが結婚した事によって慰謝料を支払わなくて済むのだった。

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