クロスオーバー・ドリーム

劇場公開日:

解説

ニューヨークを舞台にそこでの成功を夢見るひとりのサルサ・シンガーの栄光と挫折を描く。監督はレオン・イチャソ、脚本は主演も務めるサルサの人気ボーカリスト、ルーベン・ブラデス、イチャソ監督、マヌエル・アルセの共同。撮影はクラウディオ・チェア、音楽はルーベン・ブラデス、コンフント・リブレ、アンディ・ゴンザレスが担当。出演はルーベン・ブラデス、ショーン・エリオット、エリザベス・ペーニャほか。

1985年製作/アメリカ
原題:Crossover Dreams
配給:KUZUIエンタープライズ
劇場公開日:1986年12月1日

ストーリー

ルディ・ヴェロス(ルーベン・ブラデス)は野心があり、アメリカのポップシーンで有名になろうと切望しているニューヨークのサルサ・シンガー。彼はいつも華やかなナイトクラブで歌っているが、お金はない。ニューヨークの夜は長い。彼の音楽的支えである友だちのチャオ・ババルー(ビルヒリオ・マルテ)が突然死んで、ルディはラテン音楽をやっていることが自分の望んでいるものではないと思い、ひどく落ち込む。しばらくしてメジャーのオーディションがうまくいって、レコーディング契約を結び、彼はお金を少し得る。がまたすぐに放蕩な生活に入っていく。そして、成功を夢見るルディは次第にガールフレンドのリズ(エリザベス・ペーニャ)や親友オルランド(ショーン・エリオット)さえもないがしろにしていった。うけそうでコマーシャルなクロスオーバーのレコードをだしたけれどレコードは売れず完全に失敗、ルディははじめて自分のルーツを見失っているのに気がつく。失意のルディに手っ取り早くお金を稼ぐために麻薬の運び屋をやらないかという誘いがあり、彼はオルランドの止めるのも聞かずにそれに手を出そうとするが、その夜、部屋で亡きチャオが教えてくれた歌のテープを聞きもう一度、サルサの世界でやり直そうとイースト・ハーレムに帰っていくのだった。

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