劇場公開日 1990年8月3日

「期待外れの面白さ」グレムリン2 新種誕生 shinさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0期待外れの面白さ

2020年5月29日
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自分は続編に何を期待しているのだろう。

確かに前作よりグレムリンのグロさ、凶暴さは増しているが、怖さがない。ビルの中の人達からもパニック感が伝わってこなかった。

ギズモも「どうだ、可愛いだろう」と言わんばかりで親しみが湧かない。

冴えない主人公カップル、威厳のない会長、林家ペーパーを意識した夫婦、唐突な本人出演。どれもストーリーとは関係ないところに目が行ってしまう。

オープニングやエンドロールにも遊び心があって、作中で前作に触れていたり、いろんなパロディ、オマージュがあって、単なる前作の踏襲ではないところにこの映画の楽しさがあるのかもしれない。

大抵の映画の続編がつまらなく感じてしまう理由に、期待値が高かったり、あるいは同じ展開を期待している自分がいるのかもしれないけど、この続編はそれを裏切ってくれた、いろんな意味で。

shin