劇場公開日 1995年10月10日

「核戦争の危機を限定された状況で真剣に描く」クリムゾン・タイド Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0核戦争の危機を限定された状況で真剣に描く

2013年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

知的

難しい

総合:75点
ストーリー:75
キャスト:75
演出:70
ビジュアル:75
音楽:70

 核兵器の使用を巡っての艦長と副長の対立を描いているが、通信が途中で切れて命令がはっきりしていない以上、どちらの言い分にも一理ある。人類の存亡に関わる危機を目の前にして、限定された空間で限られた時間の中、何が正しいかはっきりしない状況で判断を下し命懸けの行動をしなければならないという重圧と緊迫感が楽しめる。野生的なたたき上げのハックマンと、知的で理論派のワシントンという異なる実力派二人の対決が見もの。さらにはロシア潜水艦との戦闘付きである。両人とも軍人として自分の任務に忠実であろうとし、祖国と人類のために忠実であろうとした。

コメントする
Cape God