「名探偵ミス・マープル登場。」クリスタル殺人事件　みつまる。さんの映画レビュー（感想・評価）

オシャレな古民家カフェでも有りそうなのどかなイングランドの片田舎で起きた毒殺事件を、お喋り好きの老嬢が卓越した人間観察眼と推理力でズバッと解決！
本作もまたアガサ・クリスティのミステリー小説を、ハリウッドの豪華キャストで映画化すると言うお決まりのパターンを踏襲しているが、灰色の脳細胞こと名探偵エルキュール・ポアロのファンは大いに落胆させられるかもしれない。
ここでは主にミス・マープルの甥のクラドック警部が、事件の捜査を担当しているからだ（マープルはただ物語の狂言回しの役割を果たしているだけである）。
映画撮影の舞台裏を見られたので退屈はしなかったが、ミステリーの醍醐味である真犯人探しの謎解きが微妙だった。
ちゅうか、ラスト１０分で駆け足気味に伏線を回収し終了って何やねん❗
エリザベス・テイラーが往年の大女優を演じると言う遊びゴコロが残酷に思えるほど、彼女の容姿の劣化が著しかった。
それに対し、リズのライバル女優を演じるキム・ノヴァクの美魔女っぷりがハンパない。年齢を感じさせないナイスなボディに思わず目を奪われてしまう。