ギャング・イン・ブルー

劇場公開日:

解説

警察内部の人種差別的な犯罪結社に孤独な戦いを挑む黒人警官の姿を描いた社会派アクション。監督・製作・主演は「パンサー」に続き、マリオ・ヴァン・ピーブルズと実父メルヴィン・ヴァン・ピーブルズのコンビ。共演は「依頼人」のJ・T・ウォルシュ、「グーニーズ」のジョシュ・ブローリン、「モ・ベター・ブルース」のシンダ・ウィリアムズ、「シェイド」のスティーヴン・ラングほか。

1996年製作/99分/アメリカ
原題:Gang in Blue
配給:ゼアリズ=アドバ・ピクチャーズ
劇場公開日:1997年7月19日

ストーリー

黒人警官のローズ(マリオ・ヴァン・ピーブルズ)は、一部の白人警官が黒人やマイノリティに対して暴力を振るう事件が多発していることを憂慮し、さっそくFBIに報告する。だが、その報告は警察という官僚組織の中でうやむやにされてしまう。そればかりか、同僚の白人警官が手配した犯罪者たちが彼を襲う事件までも起きた。ベテランの黒人警官アンドレ(メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ)は、「警察では、自分の背中に気をつけろ」と警告する。ローズをつけ狙っていたのは、高度に組織化された人種差別組織「ファントム」だった。そんな折、白人警官デブルーラー(ジョシュ・ブローリン)が転任してきた。非情な警官ムース(スティーヴン・ラング)とアイラー警部補(J・T・ウォルシュ)が新人のデブルーラーを特別扱いしているのを見たローズは、彼もまた「ファントム」のメンバーであることを確信する。相変わらず起こるマイノリティを標的にした暴力事件、動く気配のないFBI、激化していく警察内での人種間対立に、ローズはかつての恋人で現在はFBIのエージェントとして働くアニタ(シンダ・ウィリアムズ)に、「ファントム」の調査を申し入れるが、彼女にも協力を断られる。そんなある日、あたり一帯の麻薬を牛耳るマフィアが取り引きをするという情報が警察にもたらされた。ローズは現場に踏み込むが、何者かによって拳銃の弾丸が抜き取られていた。銃撃戦の中で命を落としたのはローズではなく、彼の相棒の白人警官ベックストロムだった。ローズは、血まみれの彼のシャツから、抜き取られた銃弾を発見した。はっきりと命を狙われていることを知ったローズは、新たな相棒に「ファントム」のメンバーと見定めたデブルーラーを指名。だが、現在のアニタの恋人でもある彼は、実はFBIの覆面捜査官だった。捜査の手が及んでいることを知ったアイラー警部補らは、証拠隠滅のために仲間の警官殺しを部下に命じる。そのやり方に怒ったローズは再び命を狙われるが、決死の覚悟で一味に銃口を向けた。ようやくFBIの捜査網も伸び、彼らの犯罪は白日の下にされされるのだった。

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