偽証のレビュー・感想・評価

アンソニー・マン監督の初期ノワール映画であるが、なかなか面白い！

クララという女性は美容院を営業しながら奥の部屋ではヤミ賭博をして儲けていた。
ある夜、彼女が手引きした男が狂言強盗をして、自分の店＆賭場の金を男に盗ませるのだが、彼女が雇っている女性が悲鳴を上げたため、男が警官を射殺してしまう。
そして、無実の青年に罪を被せるが、青年の姉が弟のために無実を晴らそうと、刑事に立ち向かい、偽証している美容院の女と取っ組み合いの喧嘩をしたりするのだが……。

この映画の出演女優シーラ・ライアンという人は、アメリカでは数十本の映画に出演したりしていたらしいが、日本では殆ど見られない。
自分も、本作がたぶん初めて観たと思う…。でも、個人的に惚れたりするタイプの女優ではなかった（^^;

アンソニー・マン監督としては、後年の作品の方が断然面白いが、あれらの作品群は面白過ぎなのである。
本作も、結構面白いので、一見する価値ある映画だと思う。