劇場公開日 1931年8月12日

「名 花デ ィート リッヒ の女 性スパ イを堪 能せ よ!(暗号風)」間諜X27 Gustav (グスタフ)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0名 花デ ィート リッヒ の女 性スパ イを堪 能せ よ!(暗号風)

2020年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

名画「モロッコ」で有名なジョセフ・フォン・スタンバーグ監督と名花マレーネ・ディートリッヒの代表作。ディートリッヒの女優としての魅力をスタンバーグが最大に引き出した脚本と演出。作品の構成力や完成度でみれば「モロッコ」より優れている。ビリー・ワイルダーの傑作「情婦」と肩を並べるディートリッヒの妖艶な美しさと女の強さ、そして、それ故の女の弱さまで表現した作品。他に例えようもない唯一無二の女優の存在感に魅了されました。惜しいのは、フォード作品「男の敵」「静かなる男」で名演を残すヴィクター・マクラグレンが相手役として少し弱い点ぐらい。それでも、大好きな映画。女性スパイ・ディートリッヒを堪能する作品。

Gustav