家族シネマ

劇場公開日:

解説

離散した家族がカメラの前で幸せな“家族”を演じる様子を描いたコメディ。監督・製作は「301・302」のパク・チョルス。脚本は柳美里の芥川賞受賞作を基にウ・ビョンギルが執筆。製作総指揮はウ・ビョンギルとユン・クンジュン。撮影は「301・302」のイ・ウンギルとチェ・ジョンウ。音楽はピョン・ソンニョン。編集はパク・コッチ。出演は本作が映画初出演のヤン・ソギル、「Helpless」の伊佐山ひろ子ほか。

1999年製作/113分/韓国
原題:Kazoku Cinema
配給:日活
劇場公開日:1999年10月2日

ストーリー

OLの素美(柳愛里)がいつものように帰宅すると、20年来散り散りだった家族が待ち構えている。AV女優の妹羊子(松田いちほ)、テニスに明け暮れる自閉気味の弟一樹(中島忍)、一人暮らしの父親(梁石日)、母親(伊佐山ひろ子)。羊子が映画監督片山(金守珍)の企画に乗ったために、家族総出で映画に出演することになったのだ。冷ややかな素美をよそに、これまでの溝を埋めようと家族が一丸となって「家族」を演じる。撮影しながら昔の家族の姿を思い起こす。ギャンブルに狂ったあげく借金を抱えた父親。生活に困って勤めに出た先で若い男と知り合い、一緒に暮らすようになった母親。そして母親に引き取られて生活した弟と素美。弟はマザコン青年と化し、家を出た素美は現在半同棲状態。この撮影を機に再び家族で一緒に暮らそうと、父親は借金をして一戸建を購入。一方母親はこの家を巻き上げて一儲けできないかともくろんでいる。カメラを忘れてケンカをしたりと衝突続きだが、撮影の方は着々と進行。そしてキャンプ旅行の撮影に向かう。途中で悪天候に見舞われながらもどうにか撮影を敢行。宿泊先で家族五人は一緒に露店風呂に入るのだった。

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