劇場公開日 2021年5月7日

「古き良き映画」カサブランカ くりあさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0古き良き映画

2013年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

新・午前十時の映画祭にて。
印象に悲しいをつけたけど、切ない、ですね。

現在みたいに特撮だの音響効果だので絵を作るのではなく、ストーリーを紡ぎドラマを見せた時代の映画の名作。

製作開始が1942年だから、ナチスドイツ占領下のフランスからの逃亡ストーリーはまさに時事ネタで、反ナチスのプロバガンダ映画ともいわれる。
しかし、ストーリー、演技、映像の完成度の高さは、それらを考慮に入れてもゆるぎない。

ナチス将校の歌うラインの守りに対抗して、ラ・マルセイエーズを演奏し、それが大合唱になるシーンは圧巻。

個人的には、とぼけた役回しのくせに実は切れ者のルノー署長がいい味を出していて好きです。
あと、イルザみたいな言動をする女とはお近づきになりたくないなぁ、間違いなく破滅する。

くりぽん