海底王キートン

解説

「忍術キートン」に続くバスター・キートン氏の喜劇で、例によってジャン・ハヴェズ氏、クライド・ブラックマン氏、ジョー・ミッチェル氏等の原作脚色に成り、キートン氏自身が「ドン・Q」を監督したドナルド・クリプス氏と共に監督の任に当たった。相手役は「忍術キートン」の時と同じくキャスリン・マクガイア嬢である。常に新しい滑稽味を考え出す事に努力しているキートン氏は、この映画に於ても奇想天外な喜劇を見せてくれる。

1924年製作/アメリカ
原題:The Navigator

ストーリー

黒人の恋人同志の仲の良いのに刺激されてバスターは恋人キャサリンと結婚する事に度胸を決めた。ところが彼等は大洋を航行する客船のうちに惟二人の乗組員として彼等自身を発見した。船長、火夫、コック、水夫。総ての役はバスターが引き受けてしなければならなかった。しばらくして彼等は南海の怖しい食人種の棲む島に漂着する。キートン潜水服を着て勇敢にも海底の探検に行く事と成り、キャスリンはポンプを押して空気を送っている所へ、食人種が襲来した。送気管は切られ、娘は食人種に拐かされたが、我がキートンは赤手よく戦って娘を助け、折よく救助に来た潜航艇に救われて帰途に就いた。

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