劇場公開日 1968年2月24日

「アメリカのニューシネマ」俺たちに明日はない SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0アメリカのニューシネマ

2022年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

20代の若いカップルが大恐慌時代のテキサスで警察を嘲笑うかのように強盗を繰り返し、人々にもてはやされた実話を脚色して映画化した作品。
1967年の公開当時、犯罪者をヒーロー的に扱うこと、暴力的なシーンや性的なシーンが、アメリカの映画史上初めてで、相当批判を浴びたにも関わらず、若者に大人気になったとのこと。ワルや反体制な感じがちょっとカッコいいということかな。現代でも若者のカッコよさの基準の一つではある。
まあでも、今日のそういうシーンに比べれば至極健全に見えた。笑。
監督としてはそうした新しい手法を使って心理的な描写やエピソードを入れることで、ただの銀行強盗の顛末記に留まらない、本当の意味でのバイオレントな作品にしたかったのだろう。

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SpicaM