大いなる決闘

劇場公開日:

解説

復讐に燃える男と引退保安官との戦いを描いた正統西部劇。製作はラッセル・サッチャーとウォルター・セルツァー、監督は「ビッグケーヒル」のアンドリュー・V・マクラグレン、脚本・原作はブライアン・ガーフィールド、撮影はデューク・キャラハン、音楽はジェリー・ゴールドスミスが各々担当。出演はチャールトン・ヘストン、ジェームズ・コバーン、バーバラ・ハーシー、クリストファー・ミッチャムなど。日本語版監修は岡枝慎二。デラックスカラー、パナビジョン。1976年作品。

1976年製作/アメリカ
原題:The Last Hard Men
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1977年2月26日

ストーリー

1909年。開拓時代のアリゾナ地区。サム(チャールトン・ヘストン)は、鉄の意志と冷徹な頭脳の鬼保安官として鳴らした男であったが、年をとるに従い、暴力の世界がいやになり、遂に引退を決意した。彼は妻と死別し、娘スーザン(バーバラ・ハーシー)と暮している。彼の長い保安官時代に、ナバオ・インディアンと白人のハーフで、列車強盗の常習犯ザック(ジェームズ・コバーン)を逮捕した時、過ってザックの妻を殺したのが、サムのシコリとしていつまでも胸に残っていた。一方、アリゾナ地区刑務所にいるザックは、復讐の鬼となり、脱走の機会を待っていたが、遂にその機会がやって来た。ザックが脱走したのを知ったサムは、自分が保安官をやめようとやめまいと、奸智なザックに狙われるのを知った。だが、ザックも相手が並々ならぬ敵である事は知っている。両者の闘いは、いわば互いに死に賭したチェス・ゲームの対局であった。ザックは、まずサムの一人娘スーザンを誘拐し、サムを誘い出す手をうった。サムの追跡が始まる。スーザンに心を寄せる若者ハル(クリストファー・ミッチャム)と、ノエル保安官(マイケル・パークス)が助っ人に出た。一方、ザックには凶悪犯シーザーという味方がいる。アリゾナ山間地帯を、ザックに捕えられたスーザンの厳しい旅が続いた。サムは一行をやっと捜しだしたが、ザックの復讐は残忍をきわめた。まず、父親であるサムの目前で、スーザンを強姦しようとする。たえるハルだが、サムの銃口は、今にも火を吹かんばかり。彼は枯草に火を放ち、一面を炎の海とし、ザックをいぶり出そうとする。だが逆に、炎に巻かれたサムとハルは、目の前で強姦されるスーザンをどうにもできなかった。やがて、怨念にもえる男と男の宿命の対決は、白熱の銃撃戦の果て、ついにクライマックスの決闘へと迫っていった。(20世紀フォックス配給1時間40分)

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映画レビュー

3.0チャールトン・ヘストンvsジェームズ・コバーン 非常にわかりやすい...

2023年7月11日
iPhoneアプリから投稿

チャールトン・ヘストンvsジェームズ・コバーン
非常にわかりやすい構図。果たして娘は犯されたのか?ラストが壮絶、ボロボロ。その後どうなった、気になる。

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はむひろみ

3.0人種差別

2021年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 プロボを捕まえるために金貨輸送列車にバーゲードが乗るというエサを撒いても食いつかず、その隙に娘を誘拐。「俺には先が読めるんだ」と頭の良さを主張するプロボだったが、彼は文盲だ。ジェリー・ゴールドスミスの音楽もピッタリくるのだが、コミカルな曲調のところでは笑っていいのか迷ってしまう・・・

 ちょっと風変わりなところといえば、熱い銃撃戦というより、頭脳戦の様相となるところか。プロボ側は娘スーザン(ハーシー)を仲間にレイプさせて挑発したり、バーゲート側は悪党の手口を読んで待ち伏せしたり火責めしたり・・・

 バーゲートに最後までついてくるのはスーザンの恋人ハル。弱々しい印象だったが最後までよき助手として活躍する。このハルはクリストファー・ミッチャムが演じているのだが、父親ロバート・ミッチャムそっくり!

 最期は相撃ちみたいなものか?バーゲードは助かったのか死んだのかよくわからないエンディングも後を引くし、先住民とか黒人とか、やっぱり人種差別的な面も残る西部劇だった。

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kossy

3.0壮絶のアクション超大作!

2020年6月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2020年6月16日

映画 #大いなる決闘 (1976年)鑑賞

#チャールトン・ヘストン と #ジェームズ・コバーン ってどちらも大味の演技をする俳優ですね

1番驚いたのは、主人公の娘が襲われるシーン。普通ならすんでのところで助けられるはずが、助けられないという展開にはびっくりした。1976年当時は衝撃?

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とし

3.0ダイレクト、ストレート

2015年4月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

チャールトン・へストンvsジェームズ・コバーン!この2人が共演している時点で豪華な1本です。
さて、本作の舞台は1908年(だったと思う)。車も電話も登場し、時代が変わろうとしている時代。へストン演じる引退した保安官は、自分が"古い人間"だということを感じながらも、コバーン演じる脱獄囚に誘拐された娘を取り戻すべく、彼を追います。
台詞の一つひとつが、とにかくストレート。それが作品を少し安っぽくしている気がします。しかし、終盤になるにつれて加速する展開や、スローモーションを使った演出は良かったです。

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ハットコック
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