劇場公開日 1961年4月20日

「 大晦日の夜、酔ったガントリーは一人の女とホテルにしけこむが、翌朝...」エルマー・ガントリー 魅せられた男 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 大晦日の夜、酔ったガントリーは一人の女とホテルにしけこむが、翌朝...

2018年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 大晦日の夜、酔ったガントリーは一人の女とホテルにしけこむが、翌朝さっさと旅に出る。部屋の鏡に女の口紅を使ってメリー・クリスマスと書いたまま・・・

 エルマー・ガントリーはキリスト教を信仰してるように見えるが詐欺師っぽい商売とギャンブルなどで破天荒な生き方をしていたが、シスター・シャロン(シモンズ)と出会い、一目ボレ。伝道師としての説教も詐欺っぽいのだが、何人も騙されているような気がする。“悪魔”“地獄”と“進化論”という言葉を巧みに操って信仰させる手腕。明かにシスター・シャロンや普通の説教とは違う、まるでカルト教団のような雰囲気だ。「信仰復興運動」という名の下に都会へ伝道活動することになって大成功。シャロンもモノにできて、有頂天になっていたところへ、売春婦を街から追い出せと発言したことでツキが一気に落ちてしまう。

 人気者になってから醜聞が涌き出てくる。過去に捨てた女ルルは密会現場を写真に撮らせ脅迫してくる。ハデな預言者という演出をしたツケもまわってきたのだろう。しかし、その後はルルが釈明記事を流したり、シャロンが聴覚障害者を治したり、テントが火事になったりと蛇足気味の陳腐な展開。

 シャロンをモノにした時の音楽が仰々しくびっくり(笑)

kossy