劇場公開日 1986年8月30日

「クイーン爆誕」エイリアン2 オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5クイーン爆誕

2017年11月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

激闘の末、命からがらにエイリアンの魔の手から逃げ出したエレンリプリー。漂流を続けていた宇宙船を回収され目を覚めると57年もの歳月が経過し、かつてエイリアンが蔓延っていたあの惑星には入植者が暮らしているという。
その入植者たちからの連絡が途絶えた為、再びエイリアンの惑星へと向かうことになったリプリーのリベンジ戦を描いた作品。

リドリースコットからジェームズキャメロンにバトンタッチされた2作目。
ある時期の映画雑誌の特集にて組まれた史上最高の続編映画ランキングにおいて堂々の1位を飾るなど高い人気を博したらしい。
もちろんいろんなSFホラーに影響を与えたことは承知しているが当時見てなかったこともあってか何故そこまで高評価なのか正直わからない笑。

ただ前作が突然現れたエイリアンに対してひたすら逃げの姿勢だったリプリーがエイリアンに襲われたトラウマにうなされながらも入植者の人々やニュートを救うために立ち上がるヒーロー然とした姿はカッコいいと思った。
女性ヒーローの先駆け的存在という評価が多かったがまさにその通りな姿を見せてくれた。

また前作は1体のエイリアンに大苦戦していたのに対して今回は成体状態のゼノモーフが軽く50体くらい一気に押し寄せて来て絶望感が前作の比じゃなかった笑。
ラストには諸悪の根源であるエイリアンクイーンが大量にフェイスハガーの卵を生み出している超ショッキング映像な巣に迷い込む。
その巣にて銃を乱射され火炎放射器で燃やし尽くされ怒り狂ったクイーンとリプリーラストのガチンコ対決も見応えと突っ込みどころが満載だ。
あのパワードスーツは逆に機動性が無くなって戦いづらいのでは笑。と思うがまあ盛り上げ方は充分なのとラストのリプリーとニュートの関係性が美しくてとても良かった。

前作との対比を考えると確かに最高の続編と言われる所以もなんとなくわかるかもしれない。
正直ラストをもっとラスト!っぽくしておけば微妙な続編2本が生み出されることはなかったのではないかと思う笑。

オレ