歌え!ドミニク

劇場公開日

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解説

1963年、世界的ヒット曲となった『ドミニク』を作詞作曲し、自ら歌ったベルギーの修道尼スール・スリールの伝記的ミュージカルである。ジョン・フュリア・ジュニアのストーリーから、彼自身と「逆転殺人」のサリー・ベンソンが共同で脚色、ヘンリー・コスターが監督した。撮影は「レッド・ライン7000」のミルトン・クラスナー、音楽は「マードックの拳銃」のハリー・サックマンが担当し、劇中、スール・スリール作曲の歌曲が9曲、ランディー・スパークス作曲のものが3曲紹介される。出演は「不沈のモリー・ブラウン」のデビー・レイノルズ、「シャイアン」のリカルド・モンタルバン、「心の旅路」のグリア・ガースン、「ポリアンナ」のアグネス・ムーアヘッド、「メイド・イン・パリ」のチャド・イベレットほか。製作は「泣き笑いアンパイヤ」のジョン・ベック、と「赤い谷」のヘイス・ゲーツ。

1966年製作/アメリカ
原題:The Singing Nun
配給:MGM

ストーリー

若いドミニック教派の修道尼シスター・アン(デビー・レイノルズ)は、ベルギーのアントワープ近郊にある修道院で研修していたが、いよいよ首都ブルッセルのサマリタン・ハウスで実地の任務につくことになった。彼女のもち物といえば父親の形見で「シスター・アデーレ」と名づけたギターがあるだけだった。貧困地区にあるサマリタン・ハウスは、ここに住む老人や子供たちの安息所だった。アンは尼院長プリオレ(グリア・ガースン)やクレメンティ神父(リカルド・モンタルバン)たちから温かくむかえられ、音楽ずきの尼院長たちと、夜のひととき合唱を楽しむのが常だった。アンの美しい歌声が一同を驚かせたのもその時だった。その頃、毎日このハウスにやってくる子供に、母親のいないドミニクという少年がいた。父親はアル中の失業者で、仕事をもっている姉が夜遅くドミニク少年をむかえにきた。アンはこの少年とすぐ仲よくなった。一方、アンの音楽的才能に目をつけた神父は、レコード会社のジェラルド(チャド・イベレット)に彼女を紹介し、ドミニック教派の各地の修道院で使用するため、彼女の歌をレコーディングすることにした。意外なことに、アンとジェラルドは5年前、パリで一緒に音楽の勉強をした仲だった。アンのレコードはすばらしい出来で、一般の人にも受けると確信したレコード会社は教団の承諾を得て、コマーシャルベースにのせることにした。レコードは大ヒットし、アンは全米ネットのエド・サリバン・ショウにも出演した。思いがけない人気とジェラルドから寄せられる愛情にアンが心を痛めた頃、ドミニク少年が自動車事故にあった。少年の悲劇から彼女は自分の使命をはっきりと自覚した。歌手をすて、ジェラルドの愛をたちきって、伝道と救済のためアフリカのコンゴに渡った。現地人の中で、アンの胸には新しい希望と歓びが胸いっぱいに広がるのだった。

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