劇場公開日 1997年4月26日

「一大叙事詩」イングリッシュ・ペイシェント Jolandaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0一大叙事詩

2021年3月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

幸せ

やっぱ不倫ものなんでイマイチの評判っすね(笑)

最近の気分は『アメリ』とかなんだけど、ずっとアメリ観てる訳にもいかないので(っていうか借りてたので)、観ました。

アンソニー・ミンゲラ。全作品ではないと思うんだけど、戦争を描いた大作が多いですよね。コールドマウンテン。愛を読む人。コールド~はDVD持ってますわ。愛を読む人は、ラストら辺がちょっとダラダラもたついてる感じはあるんだけど、好きですね。

恋愛をメインに据えて、大戦や南北戦争を描く。恋愛も戦争も、どっちも人間の営みだから、ひいては人間を描く。
ミンゲラ作品の好きなところは、戦争中ではあるんだけれどもビノシュとかレニーゼルウィガーとかニコール・キッドマンとか、すごいイキイキと描かれているところですね。特に本作品とコールド~のラストが好き。"じんわり"と"爽やか"が一緒に来る感じ。

ビノシュの健康美が素敵。インド人のキップ少尉かっこいい。

砂漠の中の、グランドキャニオンみたいな景色のとこでレイフ・ファインズがキャサリンを抱えてる姿も、なんかちょっと旧約聖書みたいな世界よね。まぁ、、旧約の時代から、不倫は姦淫つって戒められてるんだけど、、

しかし、長いんだよねミンゲラ作品。これなんか2時間40分だよww 戦争と男と女を描くんだから、これぐらいは要るよってことなんでしょうか。

それにしても、キップ少尉が離れません(笑) ハンナ(ビノシュ)の負のジンクスを破った訳だし、再会とかできないんすかね~、、

yolanda