偉大なるアンバーソン家の人々
劇場公開日:1988年4月1日
解説
19世紀末のアメリカ中西部を舞台に、大富豪アンバーソン家の嫡男ジョージの半生と周囲の人々の姿を描く。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョージ・J・シェイファー、製作・監督・脚本は「フォルスタッフ」のオーソン・ウェルズ。原作はブース・ターキントンの同名小説、撮影はスタンリー・コルテス、音楽はバーナード・ハーマンが担当。出演はティム・ホルト、アン・バクスター、ジョセフ・コットンほか。
1942年製作/アメリカ
原題または英題:The Magnificent Ambersons
配給:UIP
劇場公開日:1988年4月1日
ストーリー
19世紀末、アメリカ中西部の町。大富豪のアンバーソン一族の嫡子ジョージ(ティム・ホルト)は力を誇示する傲慢な青年だった。ある日、エンジニアのユージン・モーゲン(ジョセフ・コットン)が帰郷し、かつて、ジョージの母イザベル(ドロレス・コステロ)と愛しあった2人の愛は、彼女の養子の夫ミニファー亡き今、再燃するのだった。ジョージはそれに強く反発する一方で、ユージンの一人娘ルーシー(アン・バクスター)に惹かれてゆく。彼女はジョージに、これからの社会に生きるには職業を持つべきだと忠告するが、アンバーソン家の誇りにとらわれる彼は労働に手を汚すことを拒む。時はすでに20世紀、この小さな町も工業都市に変貌しつつあり、ユージンは時代の要求に応える自動車産業とともにのしあがってゆく。そのユージンから母を引き離すために、ジョージはルーシーヘの愛を諦める。やがて母は心臓発作で死に、相次いで祖父も世を去り、彼も自動車事故で両足を骨折する。そしてユージンは、ジョージをルーシーの婿養子に迎え入れることにより、青春の夢を実らせるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- オーソン・ウェルズ
- 脚本
- オーソン・ウェルズ
- 原作
- ブース・ターキントン
- 製作総指揮
- ジョージ・J・シェイファー
- 製作
- オーソン・ウェルズ
- 撮影
- スタンリー・コルテス
- 音楽
- バーナード・ハーマン
受賞歴
第15回 アカデミー賞(1943年)
ノミネート
作品賞 | |
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助演女優賞 | アグネス・ムーアヘッド |
撮影賞(白黒) | スタンリー・コルテス |
美術賞(白黒) |