アンタッチャブルのレビュー・感想・評価
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悪い奴は最後は捕まるのだ
約30年ぶり2度目の鑑賞
実話が元とはいえ、かなり盛っているそうだ
禁酒法時代に闇で酒の売買で金もうけをしているアル・カポネと
正義感あふれるエリオット・ネス
カポネの差し向けた刺客に仲間が命を落としたり、切ないシーンも多いが
最後はカポネを刑務所送りに
最後の駅での銃撃戦は「?」だが
悪い奴は、最後は捕まる。爽快な映画だ
前回見た時よりも良い映画だと感じた
前評判倒れ、娯楽性に欠けていると思う
有名な、階段を転げ落ちる乳母車の背景で、銃の乱射が起き、スローモーションで人がバタバタ死んでいくシーン。
それから、役作りで太ったデ・ニーロが、バットで人を殴り殺すシーン。
その他、割と冷徹に人が死んでいきますが、主役のケビン・コスナーに何とも言えない薄笑いが消えないのと、ショーン・コネリーが悪役顔なのに主役のサポート役というミスマッチで、正義のアンタッチャブルがちっとも強そうに見えないんですよね。そして、緊張感が足りないというか。
禁酒法。イタリアン・マフィア。アル・カポネ。ショウビジネス。いくらでも取り上げるに足る題材がごろごろ転がっているような、映画にするのに、宝物のような時代背景を、最高のキャストと、最高の演出で、映画にしたら、駄作だったという、デ・パルマの無能を証明された作品。
2017.7.10
びっくりの豪華キャスト
1930年、ロバートデニーロ扮するカポネがのさばる禁酒法の中ケビンコスナー扮する財務省特別捜査官エリオットネズは密造酒と暴力行為を取り締まろうとしていた。しかし出鼻をくじかれた。エリオットネズは、ショーンコネリー扮する警察官ジミーマローンにからんだりしたが、カポネを検挙するため力を借りに行った。でも家族を攻められると弱いよね。それにしても豪華キャストにびっくりだね。
オマージュ
テレビドラマのリメイクであるが、そのテレビを見ていたのがいかんせんかなり幼少の頃だったのでほとんど覚えていない。オープニングで男の声でアンタッチャブルの掛け声だけが記憶に残っている。したがって、テレビドラマと似ているかどうかもわからないので、結果的にはこの映画は初めて見るようなものだった(都内の劇場にて)。
ただ結果としてこの映画も覚えているのはあの乳母車の転落シーンだけだ。やはりレビューは見た後すぐに書かねば。このシーンは、「戦艦ポチョムキン」へのオマージュと思うが、個人的にはオリジナルより出来が良かったのではないかと思う。またこの映画か、あるいはオリジナルの「戦艦ポチョムキン」の方かわからないが、かなりパロディで使われている。
どうも女性(特に美人)が出ていない映画は忘れてしまう傾向にあるのが私の悪い癖だ(笑)。
このタイトル、触ってはいけないものと言うことなのだろうが、映画の中では何のことを指しているのだろうか?ギャングのことだろうか?ちなみに、テレビ放映された何年か後に、学校でカースト制度のことを学んだとき、カースト制の外に不可触賎民という人たちがいて、英語ではアンタッチャブルと言うことを学んだ。
幼心に刻まれた名シーンの衝撃!
パラマウント映画創立75周年記念作品。
サンテレビ「シネマスタジアム」で4回目の鑑賞。
本作を初めて観たのは、確か小学校低学年の頃でした。
幼心に受けた衝撃は今でも忘れられません。
当時、特撮好きが講じて戦隊モノや仮面ライダー、ウルトラマンを欠かさず観ていました。正義の味方が悪を倒す。死ぬのは常に悪の方。それが私にとっての揺るがぬ常識でした。
ところが本作を観て、見事覆されたのでした。
エリオット・ネスを中心とした特捜チームが、力を合わせてアル・カポネを倒す。純粋にそう信じていましたが、アル・カポネの方が一枚上手であり、仲間が殺されていく…
「正義の味方やのに死ぬん?」と悲しくなりました。
ショーン・コネリー演じるマローンまで殺害されたのはかなりショックでした。マシンガンで蜂の巣にされながらも執念でネスにメッセージを託した姿に涙が溢れました。
すでにショーン・コネリーがスターであることは知っていましたから、配役的に死ぬはずが無いと盲目的に思っていたこともあり、余計に衝撃がデカかったです。
ネスの家族まで狙われ、正義の味方のはずの警察には裏切者がいるし、陪審員や裁判長まで買収されていると云う始末。カポネを捕まえるどころか、逆に追い詰められていく…
ネスは仲間の復讐のために、時には法を逸脱しながらカポネを逮捕するための決め手を得ようと奮闘。結果、ついに勝利を勝ち取ることになるのですが、清々しく感じながらもモヤモヤしたものを心に残されたなぁ、と思いました。
このような展開の物語を観たのは初めてだったので、幼心に価値観を揺さぶられたと言うか、正義が飲み込まれてしまう危機があり、厳しい現実や本当の社会の姿と云ったものをまざまざと見せつけられたように感じました。
もうひとつ印象的だったのは、駅の階段で繰り広げられた銃撃戦。カポネの経理係はいつ来るのか?―細かなカット割りでハラハラを助長する演出が巧みだし、乳母車を押す母親の存在感が緊迫に拍車を掛ける…。「何しとんねん、早よどかな危ないで!」ともどかしくなりながらジリジリしていると、入口に如何にもな男が。そこからの目眩くような銃撃戦…
パノラミックに展開されるシーンをスローで描くことでドキドキが加速され、落ちていく乳母車の行方に一喜一憂し、思わず手に汗握り夢中になってテレビ画面を凝視していたことを、その時味わった途轍も無い興奮と共に鮮明に記憶しています。
本作を観て感じた衝撃は、小さかった私の心に深く刻まれました。自然、お気に入りの映画のひとつとなり、機会があれば観返したくなる作品となりました。
今回改めて鑑賞して―
ロバート・デ・ニーロの怪演が、改めてすごいクォリティーだなと思いました。カポネの笑顔の下に隠された残酷性を見事表現。表情から仕草まで、完璧に計算し尽くされた人物造形が素晴らしく、役づくりの繊細さに脱帽でした。
「ダークナイト」にも通ずるテーマに心揺さぶられました。小が大に立ち向かうと云う胸熱のストーリーが、実話ベースながらエンターテインメントとして抜群に面白く、どんなことがあろうと不屈の精神で巨悪と対決するネスたちの姿がカッコ良過ぎて、さらに本作を好きになりました。
ポリ視点
警察視点の、よくある勧善懲悪で、開始15分くらいで、結末丸わかり。後、古い映画やし、仕方ないかもしれんけど、銃撃戦やら買収工作、脅迫等々で「ベタベタなシーン」がてんこ盛り。
ぶっちゃけ、警察の悩みやら、葛藤やらて、他の映画でも散々、観させられてきて、飽きてるねんな。観終わって思ったのは「むしろ、せっかく"デ・ニーロ"なんやし、カポネ視点の映画が観たかったな」という。
筋も滅茶苦茶で、警察に信用できる人間がいないので、「たった4人でカポネを追い詰める」という無理ゲー。しかも、作戦も何も皆無に等しく、行動が場当たり的で、銃持ってトッコーばっかしてるし。
良かったシーンは『戦艦ポチョムキン』の「オデッサの階段」の「オマージュ・シーン」くらいかな。あっこだけ、緊張感あった。とりま、名作の評判なんで、期待して観たけど、個人的には外れ作品やった。
男なら一度は見とけ!
これは名作。
どのシーンも絵画になる。
どこを切り取ってもカッコいい。
まさに名作って感じの名作。
わたしはイタリア贔屓なので、アンディガルシアさんがかっこよすぎて、この映画が大好き。
アンディ、イタリア人じゃないけど、イタリア人に見えるよね。なんとなく。
乳母車を足で止めるシーンは、ホント絵画だよ。
音を消して、ただ垂れ流してるだけでカッコいい映画、そんなにないと思う。
シカゴの流儀
冷徹なギャングのボス、アル・カボネを演じたロバート・デニーロの怪演が光る。
財務省捜査官エリオット・ネス(ケビン・コスナー)率いる財務省特捜班が、アル・カボネを追い詰めていく。
この捜査の為に何名の犠牲者が出たのか、白いスーツ姿の男(殺し屋)の機敏ではない動き(←スミマセン💦)が気になりました。
シックなシカゴの街並みとヴィンテージカーの車列、エンニオ・モリコーネの楽曲が美しい。
テレ東を録画にて観賞
デパルマニアが世間に自慢できる唯一の作品!
午前十時の映画祭にて。
ブライアン・デ・パルマに傑作や怪作は数あれど、万人に通用する作品としては本作が最高だろう。
映画監督デ・パルマの存在を世界にアピールした一作だ。
ケビン・コスナーとアンディ・ガルシアをスターに押し上げ、ショーン・コネリーにオスカーをもたらした功績も大きい。
本作で、良い脚本があればデ・パルマは立派に演出できるということが証明された。
明快で面白いストーリーは、デ・パルマがテクニックに尺を割いても破綻しない簡潔さだったのだ。
往年の人気テレビシリーズを映画化したのもハシリではなかったか。
後に『ミッション・インポッシブル』の一作目にデ・パルマが抜擢され(トムの熱烈オファーがあったと聞く)、テレビシリーズの焼直し映画の中でも最高の人気シリーズの先鞭を切ることになったのも、本作の成功があったればこそではないだろうか。
さて、この映画には伝説化した2つのシーンがある。
1つは、アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)がバットで部下の頭をカチ割るシーン。
『コンフィデンスマンJP』で、座らせた部下の背後をバットを持って歩きながら江口洋介が言う。「このバットで殴られると思ったか?お前ら映画の観過ぎだ!」
いやいや、決して映画でよくあるシーンなどではない。垂直に見下ろすカメラで描写したデ・パルマの残酷演出に何よりも強いインパクトがあった所以だ。
もう1つは、ターミナル駅の階段での銃撃戦シーン。
公開当時、『戦艦ポチョムキン』の「オデッサの階段」を丸パクリだと賛否両論が巻き起こった。
映画の歴史上重要な位置にある名シーンへのオマージュという好意的な評と、恥ずかしげもなくコピーしたという批判。
たが、確かに乳母車が階段を転がり落ちるところは「引用」しているが、スローモーションによる緊張感と、何よりストーン(アンディ・ガルシア)が乳母車を受け止める最高にカッコいい場面は、デ・パルマのオリジナルだと言い切って良い思う。
そもそも、「オデッサの階段」はエイゼンシュテイン・モンタージュの象徴的シーンとされているが、デ・パルマが用いたモンタージュはグリフィス技法だろう。
他にも、名シーンを挙げればきりがない。
最も好きなのは、マローン(ショーン・コネリー)が襲われるシーンだ。これぞ、デ・パルマの真骨頂。
あの真っ直ぐな廊下のアパートメントは、このシーン設計のための特異なセットだったと思う。
紙マッチに住所が書かれた小道具の使い方も見事だった。
あくまでも“対世間”においてデ・パルマの最高作。誰にでもお勧めできる良作だ。
マニアとしては、エロティシズムが足りないところでナンバーワンとは言えないが。
名作名優
昔、後半部分だけちらっと観たことがあって面白そう!と思っていました。今回初めてきちんと観ましたが、やはり面白かったです。しかも結構豪華キャストだったんですね。アンディガルシア若い!ケビンコスナー格好いい!ショーンコネリー渋い!デニーロ悪!
警察も司法も手中に収める裏社会のボスに真正面から勝負を挑む姿が格好良いです。ネス(ケビンコスナー)側とカポネ(デニーロ)側との間で繰り広げられる、やられたら倍返しの抗争。きれい事では済まされない命懸けの闘いに見入ってしまいます。
ネスが結成したチームのメンバーも皆個性的で光ってます。定年間近で自分の信念を貫く覚悟を決めたマローン。敏腕ガンマンのストーン。カポネの金の流れを瞬時に見抜く陽気な税理士ウォレス。それに対するカポネの笑顔で人を殴り殺す極悪非道ぶり。手下の白シーツで決めた殺し屋もインパクト大。
カポネが牛耳る世の中。私腹を肥やしてのうのうと生きる者もいれば、身を守る為に仕方なく手を汚す者もいたでしょう。正しい事をすれば命が無くなるような状況の中、立ち上がったネス達に胸が熱くなります。特にベテラン警官のマローン。初めは、命が大事だからと言ってネスの誘いを断りますが、覚悟を決めます。カポネの手に染まり、根底から腐りきった警察社会。自分はここでこのまま生きていくのか。色んな葛藤があったと思いますが、やると決めたからには徹底的にやる熱い男をショーンコネリーが熱演していました。血まみれで這っていくシーン印象的です。正義の為に!真の警官として!そんな想いが全身から滲み出ていました。
昔チラ見した時にはアンディガルシアやケビンコスナーの格好良さばかりが際立って見えたのですが(今見てももちろん格好良いです)、ショーンコネリーの厚みが効いていたのかなと思ったりもしました。
さすが名作!
部分的に見たことはあるけど、最初から最後まで見たのが初めてかも。でも、テレ東午後のロードショーだから、けっこうカットされてると思う。ほんとは映画館で見た方がいいだろうなぁ。
オープニングの音楽からいい! さすがモリコーネおじさま。ケビン・コスナーきれい! ショーン・コネリー渋い! デ・ニーロ狂ってる! アンディ・ガルシアかわいい! 殺し屋のくせにキメすぎなビリー・ドラゴ、いい色出てる! 帳簿を見ればおかしな金の流れをすぐ発見できる、仕事できるがネズミっぽいチャールズ・スミス、真っ先に殺されてかわいそうに…。
乳母車の階段落ちや、瀕死ではっていくシーンや、バット殺人や屋上の追跡や、素晴らしい場面だらけ。ひとつ気になったのは、カナダの騎馬警官。防具が何もないのに、銃撃戦に突入するんかい!? 馬に当たっちゃうじゃないかっ。馬に乗った警官隊が疾走する絵が欲しい、という監督の欲が透けて見える。ここはほんとに必要だったのか〜?
と、ちょびっと意地悪く言ったけど、名作であることは間違いない。
最高です。
やっぱりいい。
前回の午前十時の映画祭時も2回鑑賞した。
もう一回と言う所で、又々緊急事態宣言突入。
それにしても、ショーン・コネリーも、ロバート・デ・ニーロも貫禄がある。
もう一回ブルーレイで見ます。
アメリカ、禁酒法下で、マフィアに挑む物語。マフィアに支配された町の...
アメリカ、禁酒法下で、マフィアに挑む物語。マフィアに支配された町のなか、自身が殺される、家族に危害が及ぶ可能性を覚悟し、マフィアからの様々な攻撃に負けず、マフィアに無残に殺された娘の母親との約束を守り、マフィアに挑んでいきます。
親友に訪れる残虐なシーンに悲しみ、主人公の躊躇ない姿勢に感銘を受け、個人的には、ストーンがなにか、かっこよかったです。
映画としては「素晴らしさ」より「隔世感」を感じてしまう。
午前十時の映画祭で。
今日、感じたことを率直に正直に上げて行くとですね。
*この映画にモリコーネの音楽は合わない
*ショーン・コネリーがとにかくカッコいい
*銃撃シーンの物足りなさ
*エリオット・ネスの人物像や史実が有名過ぎて、イマイチ盛り上がれない。
*階段落ちシーンも、やはりイマイチ
とにかく、ショーン・コネリーに尽きまするw
以上
初めて観たが名作だった
午前十時の映画祭11にて観賞。
1930年、禁酒法下のシカゴで、財務省から派遣された特別捜査官エリオット・ネス(ケビン・コスナー)がギャングのボス、アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)の不法に挑み、ベテラン警官のマローン(ショーン・コネリー)や、ストーン、ウォレスといったメンバーとチームを組みカポネを追い詰めるため捜査を始める。
シカゴ警察、市長、に賄賂を贈り、実質シカゴ市長以上の権力を握っていたカポネだったので、捜査は難航するが・・・さてどうなるという話。
ケビン・コスナーのカッコ良さはもちろんだが、ショーン・コネリーの渋さ、ロバート・デ・ニーロの残忍さも素晴らしかった。
野球のバットで殴り殺すデ・ニーロ、屋根伝いにカポネの部下を追うコスナー、階段で落ちそうなベビーカーの赤ちゃんを気にしながらの銃撃戦、法廷でのコスナーとデ・ニーロとの戦いなど見どころ満載。
古さを全く感じさせない名作だった。
大画面で観れて感動も大きく、午前十時の映画祭に感謝です。
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